いつお邪魔してもスマートな立ち振る舞い。
江澤シェフのうちに秘めた料理に対する熱い情熱をガッチリと頂いた一夜になりました。
一年前の4月18日、JR宇都宮駅西口近くにオープンした「エノテカジャム」さん。
大通りから一本入った上河原通り沿いにあるイタリアンのお店。
横浜や鎌倉で腕をふるっていたシェフが宇都宮で新規にお店を出すと話題になり、
オープン早々お邪魔したのが昨日のことのように思い出されます。

ランチには度々お邪魔していましたが、ディナータイムに足を運んだのはオープン時以来。
気さくに一皿から頼め、駅周辺で夜な夜な飲み歩いている友人Kさんも大のお気に入りに。
「エノテカの江澤シェフは凄い!!」と逢う度に熱く呟くKさん。
ということで、Kさん幹事で「エノテカジャム」さんで反省会を開催することになりました。

いつも頂く一階カウンター席ではなく・・・

今回は二階のテーブル席。初めて階段を登らせて貰った。
少人数なら、貸切でのパーティーにもちょうど良い感じ。ちゃんと二階にも専用化粧室もあるので安心。

おまかせフルコースでひとり1万円。(料理のみ)
今回はあえてドルチェは付けずに、飲み中心での構成にして貰いました。
前菜から、ワインに合う料理が並びました。
なんと前菜4皿、そして飲み干したワインはその時点で4本。美味しい料理についついワインが進んでしまいました。
この二階席・・・。一階の調理場から焼いている音や香りが登ってくるんです。
料理が運ばれて来る前から期待が高まります。

前菜一皿目「とちおとめとふきのとうのフリット リコッタチーズとゴルゴンゾーラのマリアージュ」
春を丸ごと包み込んだフリットに、テンションが上がりました。
ふきのとうのえぐさを消すゴルゴンゾーラ、苺の酸味とリコッタチーズの相性抜群。

前菜二皿目「毛蟹とアボカドのタルタル、ズッキーニのカネロニ仕立て トンナートソース」
ズッキーニに美しく巻かれた料理が運ばれて来ました。
どんな料理なんだろう~、期待と不安が混ざった思いで一口・・・

何と中には濃厚な毛蟹とアボカドのタルタル!ビンビン毛蟹の旨さが伝わって来ます。
サッパリとしたズッキーニが、強さを調整してくれている。
トンナートソース、ツナのソースがズッキーニと合う。

前菜三皿目「曽我の屋ポークを詰めた玉葱のオーブン焼き、タプナードソース」
熱々と冷製のコンビネーション。
曽我の屋ポークのジューシーさに負けないくらい、玉葱が甘い。

前菜四皿目「フランス産合鴨と自家製ドライトマトのテリーヌ 赤ワインソース」
それぞれ特徴ある食材が、きれいにまとまり美味しさを醸し出している。
深い味わいに、みなうっとり。レベルが高い料理の連続に、圧倒された五人でした。

ついにメインです。
魚料理「鱈とジャガイモをまとった白子のソテー アラビアータソースと生海苔クリームソース」
完成された料理。ただただ言葉無く、夢中で頂きました。

一緒に頂いたワイン。
カメラで撮影しようとしたら、なぜか映り込もうとしているカリスマ理容師。
巷では歌手のダイアモンドYさんに似てると評判です。

口直しに「苺とキュウイのグラニータ」
あとで話し合ったところ、このグラニータを食べた記憶が無いと言い出す町工場のオヤジさんN氏。
料理とワインに圧倒され、口直しの記憶が消去されてしまった様子。

肉料理「仔羊肩ロースのコトレッタ ゴルゴンゾーラ風味 林檎とドライトマトのソース」
あれ?食べたときの印象をメモ書きしているのですが、食べるのに夢中でメモの記載が無い。
一言「ぜいたく」という一文のみ。

ここでも、赤ワインを頂いた様子。
そう、デジカメだけは酔わずに活躍を続けていました。

〆のパスタは「ポモドーロ、生パスタリガトーニ、西洋わさびとフレッシュオレガノがけ」
アラビアータと見せかけて、ワサビで来ましたか!!

自家製フォカッチャもつまんで、最高の一夜が幕を下ろしました。
いや~圧倒されっぱなしでした。食道楽のオヤジ五人、江澤シェフに感服です。
○「ENOTECA jam(エノテカ ジャム)」住所:宇都宮市大通り5-2-8
電話番号:028-616-1170
定休日:日曜日、第二月曜日
営業時間:11時30分~15時(L.O14時)、17時~22時(L.O21時)
公式フェイスブック、
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2014/04/29 編集