イタリアンというとパスタのイメージが強いですが、じつにバラエティー豊か。
食べることを楽しみととらえた古代ローマ帝国から続く食文化。
「イタリア料理などと言われる料理は存在しない」と言われるほど、地中海に面する地域では魚介類が、北部や内陸地では肉や乳製品がふんだんに使われたりという地域性が、そして積み重ねた歴史が料理を進化させていったのでしょう。
宇都宮にもイタリアンの看板を掲げたお店がたくさん出来ました。
お陰でお店ごと特徴を出したさまざまな料理が頂けるようになりました。
ピッツァにこだわったり、県内の食材にこだわったり、イタリア郷土料理にこだわったり・・・。
よくイタリアンのお店にお邪魔しますが、飽きることがありません。
法務局北側の路地にある「トラットリア エッセ」さん。
イタリア料理に関するコンテストにも積極的に参加し、東京の有名シェフ達との交流で腕を磨いている相馬シェフ。
こだわりのリゾット、手間をかけたイタリア料理が頂けるお店です。

この日は「土日祝日限定ランチ」1500円を頂きました。
平日ランチより若干お値段は高いのですが、小さなお子様連れのお客さんも多いことからパスタ、リゾット増量無料、また自家製パンも付くのが土日祝日ランチの特徴。

前菜の盛り合わせ。
いつもアッパレと感心させられる美味しい料理が並びます。
なめらかで爽やかな甘みの「人参とカボチャのフラン」、パンチあるタルタルがサクサクフリッコを活かしてる「フリッコ 香草のタルタル」、熱々の「茄子のリグリア」

自家製パンはズッシリ。
口にした瞬間、ふわ~と爽やかな酵母の香り。聞くと「フランスのドライイースト」を使用しているとのこと。
なんとも贅沢なパンです。

2種類のパスタ、2種類のリゾットから選べ、「りんごとスモーク生ハムのリゾット」を注文しました。
熱々のお米料理にりんごという組合せ。
内心「これは無いよな」と思っていました。熱が加えられた林檎から出る酸味は、絶対ライスとは合わないはず。
どうして注文したかというと、経験則より好奇心が勝ったから・・・。

どんな味わいなんだろうと恐る恐る口にしてみたら・・・「あれ??」美味しいぞ!!
スモークされた生ハムとチーズのしつこさが、林檎によって上品な旨味に昇華されていました。
そう、アップルパイなどを連想してたんです。強い酸味で主役を主張する紅玉がよく使われます。
たぶん今回の林檎は違う品種なのでしょう、他の食材を引き立てる名脇役を林檎が演じていたんです。
感動の組合せ。今回もやられました。

ドルチェも毎回、唸らされます。
爽やかな苺のソルベにプチフール、滑らかでビターなフォンダンショコラ。

〆は豆の風味が活きたコーヒーで。
◯「TRATTORIA ESSE(エッセ)」住所:宇都宮市小幡2-7-5
電話番号:028-678-5526
定休日:月曜日、第ニ・四日曜日はランチタイムのみ営業
営業時間:11時30分~14時30分(L.O14時)、18時~22時30分(L.O21時30分)
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