子供の頃、宇都宮にいながら世界の料理が食べられるとは思いもしませんでした。
せいぜい東武デパートや上野百貨店の食堂で「洋食」を口にするのが精一杯。
オムライスやスパゲッティー、ビーフを使った料理を食べるだけでもテンションが上がったものです。
今では至る所に、国名を冠した専門店がたくさん。
街を歩くと日本の国旗よりイタリアなど他国の国旗の方が目にする方が多いかもしれません。
池上町交差点そば、大立ビルの一階にある「インビスバーデン」さん。
二十数年前、「ドイツ料理」が食べられるお店が宇都宮にあると聞きお邪魔したのが最初。

店内に入ると、若かりし頃の自分に戻ったような感覚に。
ソーセージを肴にドイツビールに酔いしれたあの頃。まるで昨日のことのように思い出されます。
天井が高い開放的な一階席。
急な階段を登った先にある二階席は、ちょっと薄暗く大人な雰囲気がたまりません。

ランチは1000円~。
今回は「ソーセージランチ」1000円を頂きました。

最初は「サラダ」
今では当たり前にサラダとして生の野菜を食べますが、子供の頃は生野菜を口にする機会が無かった記憶が。
トマトや胡瓜はおやつ代わりに生で頂きましたが、お浸しや漬け物にして食べていたような。
急になぜか変な記憶が蘇ってきた・・・。

「ソーセージ三種類 ザワークラウト添え」
プレーン、ハーブ入り、チョリソー、それぞれ風味が違う三種類のソーセージ。
プリッと歯ごたえ、肉汁がジュワーと口の中に広がります。塩分も控えめでどれも美味しい。
初めてソーセージを食べたとき、自分の知っているソーセージとあまりにも違っていて驚いたものです。
そう、もっぱら口にしていたのは魚肉ソーセージ。包装ビニールとの戦いで歯を痛めたのは、今でも忘れません。

添えてあるザワークラウトも、最初は驚きの味わいでした。
今ではこの乳酸発酵の酸味は好きですが、昔は発酵系の酸味を痛んでいると連想させたからかも。
我が家の子供達は「賞味期限」を遵守してるので、連想さえしないことでしょうね。

パンからライスをチョイス出来、この日はライスで。

食後にはホットコーヒーを頂きました。
移り変わりが激しい時代だからこそ、長く営業を続けてくれるお店は貴重。
美味しい料理と共に、良き想い出をたっぷりと味合わせて頂きました。
○「インビスバーデン」住所:宇都宮市江野町6-15 大立ビル1F
電話番号:028-635-5331
定休日:日曜日、祝日
営業時間:11時30分~14時、17時30分~21時30分(L.O)
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