香港にある五ツ星ホテル。
最新が今回宿泊した「ザ・リッツ・カールトン香港」。
そして一番伝統があるのは、もちろん「ペニンシュラ香港」。
唯一全員が集まるディナーを「ペニンシュラ香港」内で行うことに。
宇都宮市内の敏腕旅行会社代表のTさんに、「普段味わえない場所で・・・」とオーダーを出したところ、
キャビンアテンド達がプライベートタイムに足を運ぶとっておきのレストラン・バーがあることのこと。
そのお店が、「ペニンシュラ香港」内にあるのだそうです。

高級車がズラリと並ぶエントランスを抜けてロビーへ。
ペニンシュラ名物「アフタヌーンティー」のお客さんでロビーは一杯。席が空くのを待つ行列さえも。

混雑しているロビーを抜けて、レストラン直通の専用エレベーターに乗り込みました。

レストランは28階。
エレベーターが到着する直前、一瞬エレベーター内の照明が消され真っ暗に。
到着と同時に赤く燃えるような照明が点灯されます。
日常とは違う特別な時間がやっていくのを予感させます。

ディナーは18時から。
17時からドリンクタイムがスタートしているとのことで、ひとりでふらりと前乗り。
入口の左右に階段があり、その上がバーラウンジになっている様子。
予約をしなくても、気軽に入れるんですね。
ビクトリアハーバーが見える側のバーで、ひとりカクテルを頂こう~。
何も言わないのに、オリーブなどが目の前に・・・。あら、高そう・・・。

片言の英語で何とか一杯のカクテルを注文。
「filex 75」220香港ドルと書かれていたと記憶してるけど・・・。
お店の名前を冠にした飲み物なので、間違いないと判断しました。
白人の男性、女性一名ずつの計2名が先客として。
優雅に一杯のドリンクを楽しみながら、読書をされている様子。素敵です。

下見も終わったことで、集合場所の一階に戻ろう~。
バーフロアーからメインダイニングを見下ろす。ここが今晩の会場か・・・期待で胸が熱くなります。

みんなと合流し、再びエレベーターに乗りレストラン「フェリックス」に到着。
28階のエレベーターホールも美しくデザインされている。
このレストランは、フィリップ・スタルク氏がデザイン。
日本でも「アサヒビールスーパードライホール・フラワードーム」の設計で有名。

狭い空間を抜けて、一気にメインダイニングの広がりを感じさせる設計。
先ほど上がっていったバーラウンジに登る階段が18時になると光るんだ・・・。

中央に席を用意して貰いました。
人の顔が描かれた椅子・・・面白い。

通常なら一品一品注文するところ、特別に事前にコース仕立てにして貰いました。
さて、ドリンクを頼もう~。するとアイパットを持ってくるではないですか。
そう、アイパットの中に、ドリンクメニューがわかりやすく載っているんです。
綺麗にインデックスされ、ワインも生産地別に整理されてる。
伝統を大切にしながら、革新を続けている姿勢を感じました。

やはり最初の一杯目は泡でしょう。でも結構イイお値段。^^;
シャンパンを諦め、スペインの泡に決定!!

結局この日は泡、白、赤ワインを三本ずつ。計9本平らげました。
さすがに皆緊張していたせいか、いつもよりゆっくり飲んで貰ったので助かりました。^^;

ではこの日頂いたお料理をご紹介。
暗い場所にも強い私のデジカメでも、さすがに写りが悪いのはご容赦を。
まずは自家製パン。
チーズが入っているものなどあり、皆大好評。
つい夢中になって食べてしまい、メインの時にはお腹一杯という人も。

前菜一皿目
「カナダ産ホタテのタルタル ビーツとピンクグレープフルーツのソースで」

前菜二皿目
オニオンジャムとパン、手前がフォアグラやニンニクなどが入った器にポテトスープを注ぎ入れて頂く。
カリッとしっとり。柔らかい味わいのスープに変身。記憶に残る料理です。

メインは「鹿児島産黒豚のロースト」
日本の食材はやはり素晴らしい~。

事前のメニュー表には無かった「チーズなどの盛り合わせ」。
今回の旅行は急遽数名キャンセルが出てしまったんです。でもすべにレストランは予約済み。
現地ガイドさんが減った人数分の代金分で一品増やして欲しいという交渉をしていた様子。答えはNO。

そんな話を現地ガイドさんがザ・リッツ・カールトン香港のスタッフYさんにちらっと話したところ、
「知り合いがペニンシュラ香港にいるので、もう一度私が話してみます」と。
自分達の利益になるわけでもない交渉ごとを買って出てくれ、結果このチーズの盛り合わせが運ばれて来ました。
この話を聞き、改めてリッツの凄さを感じさせて貰いました。

デザートは「ザクロのムースとアイスクリーム 木いちごのコンポート、苺とバナナのサラダ」

ペニンシュラのチョコやマカロンなどを頂きながらのコーヒータイム。

のんびりとコーヒーを頂いていると、
毎晩20時から開催されるヴィクトリアハーバーのレーザーショーが始まりました。
美しく優雅な時間が過ぎて行きます。

食事の話はここまでで、フェリックスの施設内のお話しを少々。
外が暗くなると、バーコーナーに上がっていくカップルをよく見かけました。
メインダイニングから見上げると、貝殻の中に入っていく二人のシルエットは眩しかったです。

そしてフィリックス内のトイレは見物でした。
変わった管がにょっきり突き出ているテーブル。近づくと先端から水が出て洗面台だと気がつきました。
その奥のカーテンの先には・・・

男性用トイレ。
窓からは下の街並が一望できます。まるでビルの上から下に向かって立ちションしている気分。
味わい同様、デザインも記憶に残るレストランでした。
○「ペニンシュラ香港」公式HP
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コメント
ポーロ
2013/11/03 URL 編集
pool
記憶に残る旅になりました
2013/11/04 URL 編集