百聞は一見にしかず。
料理でもサービスでも、素晴らしいものに触れるのが己の革新への近道。
ということで、先日二十名ほどで「ザ・リッツ・カールトン香港」に宿泊してきました。
リッツカールトンと言えば、日本に初上陸したのが1997年の大阪。
日本の「サービスとはなにか」という概念さえ変えたと言われるほどの大きなニュースになりました。
トヨタ自動車が日本にレクサスを展開させる際、スタッフ達をリッツカールトン大阪に宿泊研修させたほど。
2007年3月には、六本木ミットタウン内に開業。
早速お邪魔し、宿泊させて貰った時のことを今でも鮮明に覚えています。(
再訪)

前置きが長くなりましたが、いざ香港へ。
日本から飛行機で約4時間。時差は-1時間しかないので、体的には楽。
香港空港に到着。
現地のガイドさんが出口でお出迎え。
ここまではよくある光景ですが、男性ガイドの隣にキチッとした制服を着た女性が立っているではないですか。
彼女は「ザ・リッツ・カールトン香港」の日本人スタッフ。
ホテルのスタッフが空港まで迎えに来るなんて、初めての経験。ビックリ!!
バスに乗り込むとリッツカールトンのスタッフYさんが、6ページにわたる資料をもとに
館内の案内や部屋備え付けの備品についての取り扱い説明をしてくれました。(日本語の資料)
さすがのリッツでも、空港までゲストをお迎えするというのは通常あり得ないとあとで知りました。

リッツに団体客がゲストとして来られること年に数えるほど。
(団体客専用チェックインカウンターなどは無い)
リッツカールトン香港のゲストの中で、日本人は5%~7%ほどしか無く、
部屋のマニュアルは中国語と英語で書かれていました。
日本語をわかるスタッフは数名しかおらず、全員にしっかり内容をお伝えするには・・・
と考えたスタッフYさんが、空港に出向きバス内で説明しようという結論を出した様子。
素晴らしい判断力!!
状況を把握し、ベストの行動を自らの責任で実行する。
まさにリッツの指針「クレド」に書かれていることを実行されている。

部屋のカードキーの受け渡しもバスの中で完了し、到着を待つばかり。
バスからザ・リッツ・カールトン香港が入っているICCビルが見えてきました。
高層ビルが建ち並んでいる中でも、頭一つ抜け出した超高層ビル。それがICCビル。

ICCビルは118階建て。地上490m。
東京スカイツリーの展望回廊(第二展望台・高い方)の450mよりさらに高い!!
ビルの102階から最上階の118階までが「ザ・リッツ・カールトン香港」。
昨年香港に来たとき「
スカイ100」という展望フロアーに立ち寄りましたが、そこはホテルの下層にある施設。
その展望フロアー393mあったので、その上にホテルがあるなんて・・・。
世界一高いホテルとして、2011年3月29日にオープンしました。
ホテルの専用エントランスは、ビルの9階にありました。
ロールスロイスやフェラーリ、ランボルギーニなどの高級車が止まっています。

遠くから見ても巨大でしたが、エントランスからビルを見上げる・・・想像を超えた高さ。
首が痛くなるほど。

ホテルに入ると、ここがロビーなのかな?と思いきや、ここは単なる玄関口。
ロビーは専用エレベータに乗って103階。

9階から103階のロビーまで、たった52秒で到着。
まさにファンタスティック!!
降りた瞬間、ほのかな香りが館内に漂っています。
五感を刺激するように、ロビーや通路まで香りの演出がされているんです。
高層の世界に降り立ったと思わせない、落ちついた上質なフロアーになっていました。
○「ザ・リッツ・カールトン香港」公式HP
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