土用の丑の日が近づくにつれ、鰻の話題をマスコミで耳にする機会が増えてきました。
でもここ数年は、風物詩的な報道ではなく、ウナギ高騰の話題ばかり。
不漁が深刻だった昨年よりもさらにシラスウナギの漁獲量が42%減少し、統計を取り始めてから過去最低にまで落ち込み、取引価格も5年前の3倍以上に高騰しているようです。
毎年「今年が最後かも・・・」と想いながら、鰻を頂く。これもまた味わい深いものです。
試験休みで早く帰宅した娘と一緒に昼食を。
最近食欲がなくて・・・という彼女が「鰻なら食べられる!」とおっしゃるじゃないですか。
なんていうリクエスト。「したたかさ」の試験だったら、満点をあげたい!!
ということで、宇都宮記念病院裏手にある「川蝉」さんに。
創業38年のお店。初代のご主人、女将さんが現役で活躍され、創業時の想いが生き続けています。

玄関先に一枚の張り紙が。
やはり!!

玄関を開けると一階は満席!!
値段が上がっても「川蝉の鰻が食べたい」と思う気持ちは皆一緒ですね。
満席で諦めようとした瞬間、「二階の個室なら一室空いていますのでどうぞ」と女将さん。
助かった~。昭和の香りする個室が、娘には「寛げる~」と大好評でした。

いざ!!うな重のお値段を確認しなくては。
先月まで うな重 松3150円 竹2520円
2013/7~ 松3465円 竹2835円
つまり315円の値上げ。松だと1割高くなった計算になります。
これならまだ食べられる!!

娘と奥さんが竹、私には松を注文してくれました。
メインバンクに対して敬意を払ってくれるとは・・・ありがたい。

しばらくしてうな重が運ばれて来ました。
お重の器を開ける瞬間のワクワク感、たまりませんね。

まずは「竹」を拝見。
あれ?十分立派な鰻が入っているじゃない!!竹でも良かったかも・・・

「松」を開けるまではそう思っていました。
同じようなアングルで写真を見比べると・・・さすが「松」!!
厚みが違う。

食べ比べると、より松の鰻の方が柔らかくとろけて行く食感が見事。
でも「松」の存在を知らなければ、「竹」でも涙が出るほど喜んで頂けるはず。
食欲ない娘も、綺麗にペロリと平らげてしまいました。

小鉢に香の物。やはり鰻やさんの香の物は美味い!!
運転手じゃなければ、これをつまみに日本酒をクッと開けたい・・・

スッキリした美味しさの「肝吸い」を頂き〆。
いや~食べた食べた!!一足早く、夏の風物詩を満喫させて頂きました。
○「川蝉」住所:宇都宮市大通り5-1-19
電話番号:028-625-5483
定休日:日曜日、祝日
営業時間:11時30分~13時30分、17時~22時
栃ナビHP、
食べログHP
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