「信長のシェフ」というテレビドラマを熱心に見ていた娘達。
若い子供達が時代劇を何故見ているのか不思議でしたが、人気アイドルグループKis-My-Ft2の玉森君が主役を演じているのが原因だった様子。
私達の世代で言うと、ベルばら人気のお陰でフランス革命に詳しい女子が誕生したのと似ています。
何がきっかけだろうと、歴史に興味を覚えるというのは素敵なこと。
この春休みを使って、信長、秀吉、家康に関連する場所に行ってみたいと娘達。
それならと運転手役を買って出て、親子5人で春の歴史探訪の旅に出かけました。
最初の地は・・・「関ヶ原」。
1600年、上杉討伐のため北に進んだ家康軍。その留守を狙い石田三成が挙兵。
栃木県小山市で行われた軍議「小山評定」にて山内一豊などの進言により家康軍は西に返し、決戦の地関ヶ原に向かうのでした。
文章で言うと一行で済む話ですが、車でも宇都宮から高速道路で6時間という距離。
足軽達は徒歩で向かったわけですから、想像を絶する大返しだったと実感させられました。
ますは石田三成の陣地「笹尾山」。

二重にして張り巡らされていた「矢来」が再現されており、鉄壁の守りがなされていたのが伺えます。

石田三成が警護の兵と共に陣取った山頂へ

山頂からは関ヶ原が一望できました。
案内板にはそれぞれの陣営が書き込まれており、実際の地形と見比べながら当時の様子を思い描く時間が楽しい。
家康軍に先んじて関ヶ原に到着した三成軍。圧倒的に有利な陣形を取っていたのがよくわかりました。


続いては開戦の地。
朝霧が薄くなり視界も広がった午前8時のこと。

街を徒歩で散策するだけでも、歴史の舞台がいたるところに。
私達親子連れ以外にも、若いカップル、外国の人達、様々な人が歴史探訪を楽しんでいました。

今ではのどかな風景が広がる関ヶ原。
400年前に行われた天下分け目の戦いが。


平成の現在、美しい桜の花が私達を迎えてくれていました。
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