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映画「バベットの晩餐会」

宇都宮の人気イタリアン「BARACCA(バラッカ)」漆原シェフのブログ記事で一本の映画が紹介されていました。
大好きな映画で、TOHOシネマのリバイバル上映に行ったという内容でした。

非常に気になって、早速ツタヤに。でも残念ながら置いておらず・・・。
アマゾンを確認したら、中古のビデオテープが数万円で取引されいるのみで購入を諦めることに。


それから数年が経ち・・・。


購読している情報誌「選択 二月号」の中で、デンマークの「noma」という北欧レストランが紹介されていました。地元出身のレネ・レゼッピというシェフがオーナー。まだ35歳。

英国で発表されている「世界ベストレストラン50」で、あのスペインの「エル・ブリ」を抜いて1位にランキングされたお店で、最新の2012年版まで三年連続で1位を保持しているのだそうです。

アミューズだけで15皿。モダンな手法を使いながら、次元を超える料理が次々と。

そのレゼッピがこれまで見た映画の中で最も感銘を受けたのは・・・というインタビューの中にあの映画名が。


その映画とは1987年公開のデンマーク映画「バベットの晩餐会」。
第六十回アカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞した映画。

再びこの名前に出会うことになろうとは・・・。
数年ぶりにアマゾンで検索してみると、何と2011年にHDニューマスター版としてDVDで再販されていたのではないですか!!それも三千円程度。思わずポチッと購入ボタンをクリックしていました。
バベットの晩餐会

十九世紀デンマークの片田舎が舞台。

二人の老姉妹のもとに転がり込んだフランス人家政婦バベット。

村人を招待しての晩餐会が催されることに。


観る人の立ち位置、経験により、様々な受け取り方をされるだろう柔らかく美しい映画でした。
料理を食するだけしか経験がない人、提供側に立っている人・・・・。

食する側から観れば、
美食は罪と信じる北欧の年配者達が「美味しさ」と出逢い高揚する様子が表情だけで・・・。

作り手側から観れば、
最善を尽くす機会を与えて貰ったことへの喜び・達成感が・・・。

一晩の出来事を通して、みなが幸福に包まれた瞬間を見ることが出来ました。

私自身再度見直したときには、また違う感想を持つことでしょうね。

晩餐会が終わった後のバベットの表情、どこかで見たことあるんだよな~。あっ!あの時の表情だ!!
私に料理を出してくれる料理人の皆さん、あんな想いで作ってくれているんだろうな~。
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コメント

素敵な文章ですね~。
そういうきっかけがあり、エピソードになり締めくくりにアノ晩餐会の一枚。
やられました。
提供する側として感無量な記事でした♪
(いや、私も食べる側の人間ですけど)
外食って本当贅沢な一時。
それを味わえる喜びをひしひしと感じました。

pool

Re: タイトルなし
繭さん、こんにちは

私にとっても、忘れられない晩餐会になりました。

繭さんはこの映画、見られましたか?
DVDお貸ししましょうか?
非公開コメント

pool

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