昼食タイム。
連れて行って貰ったのは「鴻星海鮮酒家 尖沙咀店」。
香港で有名なお店で香港だけで十数店、日本の晴海、新橋にもお店を出しているとのこと。
その発祥の地・第一号店が「尖沙咀店」。
薄暗い雑居ビルの中に入っていったときには、どんなお店に連れて行かれるのは不安一杯。
すると一角だけ煌びやかな入口が目に飛び込んできました。

入ると水槽がズラリ。
あれ?お店はどこ??
アグネス・チャンなど有名人が来店したときの写真など眺めながら、階段で三階まで上ります。

広いフロアーに、ビッチリとテーブルが並べられています。
次々お客さんが入ってきて、あっという間に店内は混雑してきました。
お客さんから見える場所で点心を作っている人も・・・。こういう配慮も人気の秘訣なのかも。
コースでお願いすると・・・なぜか炒飯から先に。
料理の順番は関係なく、出来た料理から運ばれて来るようでした。そこも次々と。
パラッとした炒飯。日本のお米だと水分が多くてなかなかうまくいかないモノ。
痩せたお米なので、どのお店でも美味しい炒飯になるのかもしれませんね。

お願いしてメニューも貰ったのですが、中国語表記でわかりません。
ですので、次々ご紹介。
現地の人は写真付きのオーダーシートにチャックをして選んでいる。その方が嬉しいかも・・・。

パリッとした春巻きは、気持ちいい。

そして点心がいくつか。
どれも美味しいモノばかり。



そして一番人気だったのはこの焼き饅頭。

これにて七品全部揃いました。
でも追加して食べたいモノがあったんです。
店内に入るときにズラリと並んだ「上海がに」が目に留まったんです。

お値段は一杯145香港ドル!!このシーズンしか食べられないモノ。
それも日本で食べるより数段お安い。

姿蒸しにして頂きました。

これを四人で食べるのでと・・・半分にカット。

上海がにの旬は中国のことわざで言うと「九円十尖」。旧暦9月はメス、旧暦10月はオスが美味しいと。
10月でしたので、出てきたのは卵をいっぱい持ったメス。
何て甘く美味しいんだろう~。
滑らかな甘みを満喫させて頂きました。

昼食のあとは、世界一危ない空港と評された旧香港国際空港(啓徳空港)近くに。
初めて香港に降り立ったのはこの地。
飛行機の窓から見下ろすと、高層ビルが間近に迫り恐怖心さえ感じたことを昨日のことのように覚えています。
空港周囲のビルは今でも健在。
但しビルの一階部分は車の修理工場になっている所を多く見かけました。
家賃が安くなったことで、多くの人が住んでいる様子でした。

肝心の啓徳空港跡地は・・・1998年に閉港、すでに14年が経とうとしています。
現在は空き地として放置されていました。
2013年には大型客船ターミナルが建設されるとのこと。
この周辺も含め、また大きく街が変わっていくのでしょうね。

最後に立ち寄ったのは「黄大仙」
占い寺として有名で、年間300万人以上の参拝者で賑わうとのこと。

アーケード状になった部分に、数多くの占い師がブースを設け、人気占い師の前には行列も。
様々な言葉にも対応し、もちろん日本語で占ってくれる人もいました。
メインの寺院の境内で、地べたに座って熱心にお祈りをしている人達が・・・。
筮竹という占いで、日本の寺院でもよく見かける筒の中から番号が書かれた竹棒を振って取り出すおみくじに似ています。でもこちらの人は神に祈りを捧げ真剣そのもの。圧倒されました。
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