日産エルグランドに乗せて貰い、朝から市内観光へ。
以前香港に来たときには、大型バスに乗せられショッピングに連れ回されたことくらいしか記憶に無い。
まともに観光をしたことが無いかも。
昔の記憶をたどりながらの新鮮な旅になりました。
まずは対岸の香港島へ。
大型台風が襲われることがあるせいで、トンネルで行き来出来るようになっているのですが・・・。
建築当時の予想を遙かに超える車の増加で大渋滞。
数車線合った道路が二車線になるのですから、強気のドライバーはグイグイと割り込んできます。
あっ、リアガラスが粉々に壊れたベンツが横を通っていく。
事故も多いようですが、止まると渋滞に拍車がかかるとのことで、そのまま前へ前へ。
トンネルを出たところで交渉を始めるんだそうです。合理的と言うべきか。
香港の大富豪達が住むエリアを抜け、香港島に一番南端「スタンレー」へ。
中国名は「赤柱」。泥棒の隠れ家という意味なんだそうです。
以前は香港最大の漁港として栄え、イギリスが香港入植が始まった当時は一番賑わった場所だったとのこと。
ですので、欧米のビーチリゾートに降り立ったような空気が街全体に漂っています。

ウォーターフロントには・・・

海を見ながらテラス席で一杯。
最高の休日が過ごせそう~。
スタンレーマーケットで買い物をする欧米人の観光客も多く見かけました。

数年前に整備された海沿いにある「スタンレー・ウォーターフロント・マート」。
海がない県に住んでいるので、海風が気持ちいい~。

歩くと小さなお社を発見。

地元の人の動作を真似して、お線香をお供えしました。

海に生きる人達の安全を見守ってこられたんでしょうね。

スタンレーを後にし、来た道を戻ります。
次に立ち寄ったのは、1955年のハリウッド映画「慕情」で有名になった「レパルスベイ」。
女医ハン・スーインの自伝小説を映画化したもので、香港が舞台。

海を見下ろすように、高級な邸宅(ジャッキーチェーンの家もあるらしい)などが建ち並んでいます。
そんなビーチリゾート地を思わせる風景とは一線を画す建物が・・・「天后廟」

御利益があるようで、台湾から来た観光客が熱心にお参りしている姿が印象的でした。

カラフルな像が所狭しと立ち並んでいます。
鯉像の口にコインを投げ込もうとする若い女性(どんな御利益があるのかわかりませんが)、「5枚千円」と声をかけてくる物売りの人達。異国情調を満喫させて貰いました。

次は香港島の北岸を東西に走る「トラム」に乗り込むことに。
バス同様、こちらの路面電車も何と二階建て。

乗り込むと今は利用していない古いハンドルが。

さて細い階段を登り二階席へ。
ひとつひとつの椅子が小さめに作られています。欧米人だと苦労しそうなサイズ。

やはり上からの眺めは最高。街がよく見渡せます。
おっ、ハッピーバレー競馬場だ。高層マンションに囲まれるように、芝生の空間がポッカリ開いています。
ゆっくり走るトラム。ここだけは高速に動く現在の香港のスピードとは別世界。
降りるときに、2.3香港ドル(23円)支払ってトラムともさよなら。

そして香港島ともサヨナラするときが。
行きは海底トンネルを潜って車で上陸しましたが、帰りはスターフェリーに乗って。
香港島と九龍半島を結ぶフェリー。大勢の市民が利用していました。
片道5分程度。料金は2.5香港ドル(25円)とお安い!!
乗り込むときに何気なく海を見ていると、小さな船がゴミを回収中。
こういう活動のお陰で、綺麗なビクトリア湾を作っているんですね。

こちらのフェリーも二階建て。
昔は欧米人のみが二階部分を利用できたんだそうです。現在は普通に人は二階、大きな荷物等は一階部分に。

香港島の船着き場からは、マカオ行きの船が出航する所でした。

ちょっとした船での旅行。
普段経験できないことを体験できる・・・やはり旅って面白い!!
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