イタリアも日本同様、国土が南北に長い国。
一年中温厚な地中海の恩恵を受けた地域や、アルプス山脈に連なる冬の寒さ厳しい山岳地帯などなど。地域によって様々。
イタリア料理というとオリーブオイルやトマトを使ったパスタをイメージしますが、これは南部のスタイル。
地域によって使われる食材も様々で、多彩な郷土料理が頂けるのもイタリア料理の魅力の一つ。
イタリアの北東部。オーストリアとの国境沿いにある南チロル。
トレンティーノ=アルト・アディジェ州の一部で、住民の約75%がドイツ語を話しドイツの食文化の影響が強い地域。
この南チロルの郷土料理が楽しめるイタリアンが、2023年4月12日佐野市にオープンしました。
お店の名前は「オステリア モレッリ」。
移転のため3月でお店を閉めた
有名イタリアンの店舗跡に開店しました。

ドアを開けると、モノトーンルックのインテリアは健在。
落ち着きある上質な時間を過ごすことができました。

調理風景を眺めながら食事できるカウンター席に。
料理の解説とともに、南チロルでの修行時代の話を聞かせて頂きながらの楽しいランチタイムになりました。

ランチは4つのコースが有り、CとDはシェフの想いが強い「南チロルの郷土パスタ」が頂けるコースになっています。ということで今回はDランチ3800円(税込)をチョイス。
こちらはパスタは決まっているので、メインディッシュのみ選べます。

まずは全コース共通の「前菜の盛り合わせ」、全6品と品数たっぷり。
「グリーンピースの冷製ポタージュ」「しらすと春野菜のイタリア風オムレツ」「長野県・宮田村産サーモンの燻製」「モルタデッラ、自家製ピクルス」「チカのマリネ」「テスティーナ(豚の頭肉を使った煮こごり)」
車で来たのでワインは断念。

自家製パン。
「カイザーゼンメル」「ライ麦パン キャラウェイシード」。
パンからもオーストリアやドイツの影響を強く感じさせて貰いました。

「南チロルの郷土パスタ2種」
一品目「カネーデルリ」。
クリームシチューのようなソースの中に丸い物体が・・・。

パンを球状に丸めたもので、今回は中にビーツを練り込み紅白に。
たとえるならば、餅米の代わりにパンで作ったお団子という感じ。もっちり食感も楽しい!!

二品目「スペッツリ」。牛肉のラグーソースとともに。
ぷにゅぷにゅと口の中で優しく弾けるスペッツリ。
ドイツやオーストリア、アルザスなどでも親しまれているパスタです。

メインは南チロルの郷土料理「ティロラーグロステル」+900円
ジャガイモと牛肉を軽く煮込んだ料理。
素朴な味わい。ジャガイモが主役の料理。

「クラウティ(ザワークラウト)」が別皿で添えられています。
この組み合わせが鉄板だとか。面白い組み合わせ、異文化に触れさせて貰いました。

ドルチェ
「りんごのタルト」「オレンジのマルサラワイン煮」「バニラのジェラート」
南チロルはりんごの栽培も盛んとのことで、りんごのドルチェを採用したとのこと。

クイッと「エスプレッソ」を頂いてご馳走様。

パスポートなしでも十分に、海外に行った気分を味わえました。
みなさんもいかがですか?
○「オステリア モレッリ」住所:佐野市高萩町1207-1
電話番号:0283-86-8760
定休日:月曜日、不定休あり(公式SNSを参照のこと)
営業時間:11時30分~15時(L.O13時30分)、17時30分~22時(L.O20時30分)
公式インスタグラム
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