宇都宮の人気イタリアンのシェフに「佐野市に凄いイタリアンがオープンします」と教えてもらったのは2006年のこと。
早速お店に伺うと・・・。
栃木県に居るのを忘れさせてくれるような、スタイリッシュなインテリア。
当時の栃木県では珍しい食材や、手間がかかる調理法を駆使した料理に大感激!!
私が食べ歩きを始めたと同時期に登場したお店で、その後ブログを続けていく原動力にもなりました。
このお店は佐野市にある「トラットリア スカッコマット」。
今でも他に迎合することなく、独自の路線を貫いています。

そんな「トラットリア スカッコマット」が、2023年3月12日で閉店するというショッキングな話を耳に。
1月の某日、シェフから直接話しを聞かせて頂こうとお店に向かいました。
結論から言うと・・・。
17年間借り続けていた現在の店舗を閉め、佐野市伊勢山町に建物を建て2023年秋ごろオープン予定で移転計画を進めているとのこと。職住接近して生まれた時間を料理に家庭に費やしたいと話してくれました。
見納めとなる現店舗をカメラに収めようと思ったのですが、お客様が大勢いらして撮れたのは私が座ったカウンター席のみ。
17年間も利用していたとは思えないほど、内装や厨房はピカピカに磨かれています。
(2月1日の公式ブログにて、「
店舗移転のお知らせ」が掲載されています。)

さて、スカッコマットのランチを頂くことにしましょう。
ランチコースは1800円と3200円(すべて税込)。
今回は「Bランチ」3200円をチョイス。パスタとメインを右のページから選びます。

まずは「お任せ前菜盛り合わせ」。
白い器に彩りよ、く三品の前菜が盛られています。

「自家農園の野菜を使ったフリッタータ」

「赤ガレイのマリネ」

「モルタデッラ」はもちろん切りたて。
これらスタンダードな料理だからこそ、食感や味わいの素晴らしさがよく伝わってきます。

自家製パンは二種類。
「ドライ フィグ」「白ごま」をそれぞれ練り込んだパン。

パスタ
「ストラッシナーティ 天然アンズ茸と天然エビ」+900円
南イタリアのバジリカータ州を代表する手打ちパスタ。私は見た瞬間、佐野市の郷土料理「
耳うどん」を思い出しました。プニュっとした食感が楽しく、最後まで飽きさせない。
そして口に入れるとプシューッと汁が溢れ出す「天然アンズ茸」の美味しさに絶句。ほのかに残る苦味が、アンズ茸の旨味を引き立てます。

メイン
「黒豚サルシッチャを詰めたフランス産鴨もも肉の煮込み」+900円
じっくり時間をかけて煮込まれており、主役の鴨もも肉以上にお野菜の美味しいこと、美味しいこと。
冬空の寒さの中、育てられた冬野菜は柔らかくて甘い!!

ドルチェ
「チョコレートのテリーヌとミルクのジェラート フランボワーズソース」

キリッとした苦味が心地良い「エスプレッソ」でご馳走様でした。
新しいお店は現在のお店からほど近い場所。
どんなお店になるのか、今から楽しみにしています。
○「トラットリア スカッコマット」住所:佐野市高萩町1207-1 サンクレスト高萩102
電話番号:0283-23-4224
定休日:月曜日、不定休あり
営業時間:12時~14時30分(L.O14時)、18時~23時(L.O22時)
公式ブログ、
栃ナビHP
- 関連記事
-