昭和7年(1932年)創業の「ステーキハウス 存じやす」。今年の6月で創業90年を迎えました。
メモリアルイヤーにあたり、意欲的に新規事業を展開中。
「存じやす」の旧店舗を改装。
一階にお弁当や惣菜がテイクアウト出来る「
存じやす 丸〆商店」をオープン。
そして一階にあった「存じやす 極」を二階に移動させ、「超極 存じやす」としてリニューアルオープンさせました。

「存じやす 極」時代に何度か伺ったことがありますが、当時は写真NGのお店でブログには未掲載。
「超極 存じやす」では写真がOKになったと小耳に挟み、訪問できるチャンスを伺っていました。
この日は遠方からの客人が。
金沢在住の方でしたので、魚ではなくお肉でもてなそうと考え「超極 存じやす」に予約を入れさせて貰いました。

階段を軽快に登り二階へ。
急に雰囲気が変わり、秘密の空間へと誘っているような大人な色気を感じます。

ドアを開けると落ち着いたBARにでも来たような気分。
オープンキッチンになっており、カウンター席は美しく曲線を描き6~8名ほど座れそう。
奥には4人がけのカウンター・テーブル。そして個室も完備されている様子。
カウンターには仕切りが施され、お隣の席の方と目が合うことはありません。

目をキラキラさせて店内を見渡していると、「気合を入れた空間が他にあるんですよ」とシェフ。
この日のお客さんは男性のみということで・・・。特別に「女子トイレ」を案内してくれました。
色鮮やかな壁紙に覆われた女子トイレは、まさに綺羅びやか。
カウンターには、有名メーカーのコスメがズラリと並んでいます。(お好きに使えます)

100万円はするのではと思われる、リラクゼーションチェアも置かれています。
一度入ったら出てこないのでは、と思える素敵な空間でした。

この日頂いた料理を紹介していきましょう。
通常、ひとり2万円(税・サ別)のおまかせコースのみ。飲み物は別途精算。
その他、予算に合わせて提供してくれます。(予約時に要相談)。
まずは「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」で乾杯。
薄張りのグラスで、泡も美味しい!!

「宇都宮産人参のムース、北海道産の生雲丹、和牛のジュレ」
生雲丹、和牛を凌駕する人参の甘さに驚かされました。

「関イサキのと天然タチウオのカルパッチョ」
農業試験所で栽培されているキウイとイチジクとの掛け合わせ(まだ正式名称はない)が彩りを添えます。

「とちぎ和牛匠のもも肉」を目の前で調理していきます。
なんて美しいお肉なんだろう~!

「とちぎ和牛匠のカルパッチョ 24ヶ月熟成のパルミジャーノ・レッジャーノ、ガーリックマヨネーズ」
上に乗っているのは自家製干し柿のクリームチーズ。
濃厚なチーズ類に負けないとちぎ和牛の旨味に脱帽。

「
宇都宮市上横田町のアベチャンファームの紅はるか焼き芋のクリームスープ、キャビア、牡蠣」
焼き芋のスープの上質な甘さに、キャビアと牡蠣の塩気が重なり合う。
この「甘じょっぱさ」がたまらない。

「白子、セコガニの内子、日本ハマグリのリゾット」
上にあるのは、菌床しいたけのクリーム。旨味で溢れています。

「皇帝エビのムース、皇帝エビのクリームコロッケ」
濃厚なアメリケーヌソースがかけられ、なんとも贅沢な一品。春巻の皮のサクサク感も素敵です。

料理に合わせて、日本酒やワインを出していただきました。

厨房での作業を垣間見ながら。
このライブ感が更に料理を美味しくさせます。

「とちぎ和牛 カイノミのハンバーグ 10年熟成のデミグラスソース」
手切りの肉をハンバーグに。肉肉しく、それでいてとろけるような食感。
そしてここまで濃厚なデミグラスソースを頂くのは初めてかも。

濃厚な旨味を堪能しながら、さっぱりとハイボールにスイッチ。
飲んだことがないウィスキーで作ってくださいました。

二種類のシャトーブリアンが登場。
ギリギリまでウエットエイジング(2週間)したものと、フレッシュな霜降り肉。

肉を休ませながら、匠の技で火を入れていきます。

熟成された肉はフワフワでまるでマシュマロを食べているような食感。
同じ部位でも食感、味わいともまったく違っています。
ステーキソースや安曇野の山葵で頂きました。

「宇都宮産の小粒の米で作ったガーリックライス」
さほど咀嚼しなくても、スイスイと口に運べます。

「磨宝卵とマダガスカルバニラのアイス」
出来立てアイスで、とろとろふわふわ

コーヒーや紅茶を頂き、ごちそうさま。
まさに美味しい時間を過ごさせて頂き、ありがとうございました。またお伺いします。
○「超極 存じやす」住所:宇都宮市中央5-3-5 2F
電話番号:028-633-4147
定休日:月曜日
営業時間:17時30分~22時
公式HP、
食べログHP
- 関連記事
-