昨今話題になっている「山ガール」。登山を愛好する女性が急増中なのだそうだ。
もちろん女性だけじゃなく、男性の登山ブームも過熱の一途とのこと。
ブームの片りんを垣間見たくなり、標高2000mの天空の地にお邪魔しました。
日光駅から車で約一時間。
「いろは坂」を登り奥日光へ。更に金精峠を越えて群馬方面へ。
金精峠を走るのは何年ぶりだろう。個性的な山々に囲まれながら順調に歩を進めていきます。まもなく始まる紅葉シーズンには多くの人出が予想されていますが、紅葉前ということで道路もスイスイ。思っていた以上に早く到着できました。

「日光国立公園 丸沼高原」。
冬はスキー場、夏はオートキャンプ場。標高1500mの広大なフィールドに、多くのテントが張られていました。
「ツリーアドベンチャー」「サマーリュージュ」「レンタルEーBIKE」「サマーゲレンデ」等のアクティビティも充実。
今回は施設内にある「日光白根山ロープウェイ」に乗って、日光白根山のお膝元まで行こうという計画。
出発地点の「山麓駅」に到着したのは午前9時前。すでにロープウェイ近くの駐車場は満車。
ハイキング、登山スタイルの人達が続々とロープウェイ乗り場の「センターステーション」に入っていきます。

「センターステーション」は更衣室や売店なども完備した真新しい建物。
今から登山しようという人がいるのに、チケット売り場の二階には階段じゃなくエスカレーター。
「もったいない」感満載で、思わず苦笑してしまいました。

館内には「座禅温泉」という温泉施設もあり、至れり尽くせり。
登山の疲れを温泉で癒やしてもらえそうですね。

ロープウェイは大人往復2000円(税込)
ペイペイなどQR決済やカード決済もOK。人里離れた場所でもすっかり便利になりました。

「日光白根山ロープウェイ」の営業は6月1日から11月6日までの五ヶ月間。
ゴンドラには最大8名まで乗り込めます。

全長2500m、高低差600mを15分で結びます。
ゲレンデに専用マットを引き詰め「サマーゲレンデ」としてスキーやスノボを楽しむ人を横目に登っていきます。

ゴンドラは急勾配も何のその。
あれよあれよという間に登っていきます。

丸沼や菅沼がどんどん小さくなっていく。
四郎岳の美しい稜線を眺めながらの小旅行。

15分間のゴンドラの旅が終了。気が付くと標高2000mの世界。
目の前には日光白根山。この角度から見るのは初めてで、雄大な姿に感動してしまいました。
日常とはかけ離れた天空の世界。
Free Wi-Fiがあるのにもビックリ。もちろん4Gが繋がっています。

標高2578m。関東以北、東北、北海道を含めて最高峰の高さ。
ここから山頂までは標高約5~600mの差ですが、往復で五時間かかるという。
次々と登山姿の人たちが登山口へと向かっていきます。

日光白根山は昔から山岳信仰の山。
二荒山神社があり、その近くに登山口がある模様。

動物などが入り込まないようゲートが有り、自然界と人間界を分け隔てています。
ここからは別世界。山のルールを実感させてくれました。

「日光白根山 入山者のこころえ」や、ロープウェイ山麓駅での「登山届」の提出など楽しさ以上に厳格さの周知徹底もされています。年配者のグループが、しっかりと準備運動をされている光景にも出逢えました。

日光白根山山頂へのルート以外、45分で回れる「自然散策コース」や2時間を有する「史跡散策コース」も。
登山初心者にも楽しめるよう工夫されていました。

登山やハイキングさえ考えていなかった私は、「ロープウェイ山頂駅」周辺で過ごすことに。
午前9路を過ぎ、10時頃には登山服の人はいなくなり、私のような普段着の人が圧倒的多数に。
標高2000mの「ロープウェイ山頂駅」周辺には、「山頂喫茶 しらね」の他・・・

「天空テラス」という場所も。
日本百名山に登録されている有名な山々が一望できます。

ここには無料の「足湯」も。
雲海に包まれた山々を愛でながら、ゆったり足湯につかって癒やされました。

午前10時になり「天空テラスカフェ」のオープンです。

フレンチトーストやシフォンケーキ、ピッツァなどの軽食が楽しめるカフェ。

「和風フレンチトーストセット(ドリンク付き)」950円(税込)をチョイス。
ホットコーヒーとともに、片品村産の花豆やあんこ・きなこが添えられたフレンチトーストを。
日光白根山を見ながらのコーヒーブレイクは格別でした。
○「日光白根山ロープウェイ」住所:群馬県利根郡片品村東小川4658-58
電話番号:0278-58-2211
公式HP
- 関連記事
-