注文が入るたびに、皮を伸ばし餡を包み蒸籠に入れて蒸し始める・・・。
忙しいランチタイムなのに、作り置きじゃないんだと驚かされました。
ここは栃木県庁近くにある「小籠包・中国料理 芙龍(ふーろん)」。
小籠包で有名な台湾に本店がある「鼎泰豐(ディンタイフォン)」で修行された方が独立し、宇都宮にオープンさせたお店です。

皮のもっちりとした柔らかさ、餡のジューシーさは「鼎泰豐(ディンタイフォン)」の小籠包を思い出させます。
そして一番の特徴はスープが熱すぎないこと。
ひとつひとつ仕上げていくので蒸し時間を丁寧にコントロール。
口の中が火傷するようなことがないよう、ちょうどいい熱さに仕上がっています。

案内されたのが一番奥の席。
ガラス越しに調理場の様子を眺めることができる特等席でした。
小籠包の注文が入るたびにシェフが目の前に。優しい手付きが小籠包を仕上げていく様子に魅入ってしまいました。
席につくとジャスミンティーでおもてなし。
ポットでいただけるので、何杯でも頂けます。

ランチメニューが一新。
小籠包が付かないランチが誕生し、税込み900円からとリーズナブルになりました。

「芙龍麻婆豆腐セット(ライス・スープ付)1100円に、「スペシャルセット」+400円をプラス。
「スペシャルセット」は標準セットから、「小籠包(3こ)」+「2品目の小鉢」+「ハーフエビチリ」が付いてきます。
まずは「サラダ」

「小鉢」が二品。
「ザーサイ」と「蒸し鶏のねぎソース」

少しおいて、「小籠包」の登場です。
蒸籠の蓋が開いた瞬間は、まさに玉手箱状態。蒸気の向こうから小籠包が姿を現します。

刻み生姜を酢醤油につけ、小籠包にトッピング。
レンゲに乗せ、箸で皮を破ると肉汁が溢れ出してくる。

赤ちゃんのほっぺのような柔らかさですが、箸で持ち上げる程度では皮は破れません。
つるりと口の中に流れ込み、幸せ気分に満たされます。

続いてスペシャルセットについてくる「ハーフエビチリ」。
プリプリのエビ満載で、これだけでご飯の一膳、二膳軽く食べられそう。

土鍋にたっぷりの「芙龍麻婆豆腐」が登場。
大きめの器にライス、溶き卵の中華スープも付いています。

黒くて辛そうなので、最初は山椒らしき粉がかかっていない部分をひとすくい。
口に入れると辛くなく甘みさえ感じます。肉の旨味がたっぷり出ている濃厚麻婆豆腐。
山椒の粉もよーく混ぜて食べてみると、柔らかい辛さで凶暴な刺激感はなし。

ライスにかけてマーボー丼として楽しみましたが、体が反応し始め次第に額から汗が。
体の中から温まり、不順な天候を吹き飛ばしてくれるかのよう。

さっぱりとした「杏仁豆腐」で〆。
ご馳走様でした!!

と、なるところですが・・・。
5月31日で終了してしまう「期間限定」の小籠包があるんです。
それは「イチゴ入りショウロンポウ」550円。
11月から5月までの期間限定品。伺った日は締め切り間近ということで追加注文を。

あずきあんの甘さの中にキラリと光る栃木県産いちごの酸味。
デザート小籠包を堪能させて貰いました。
○「小籠包・中国料理 芙龍(フーロン)」住所:宇都宮市本町9-4 石ビル1F
電話番号:028-678-6431
定休日:日曜日、第二・四月曜日
営業時間:11時~15時(L.O14時30分)、17時~22時(L.O21時30分)
公式HP、
ぐるなびHP、
栃ナビHP
満車の場合は、周囲の100円パーキングを利用ください。
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