世界遺産に登録されている「日光の社寺」。
アインシュタイン、ヘレン・ケラー、ガンジー等々、国際的な著名人も訪れた日本を代表する観光地です。
明治、大正時代に建てられた蔵をリノベーション。
2022年2月23日にカフェがオープンしたと聞き、お邪魔してきました。
お店の名前は「鉢石カフェ(ハツイシカフェ)」。
観光客の往来激しい日光街道から一歩入っただけなのに、時代を超越した素敵な空間が広がっていました。

文化元年(1804年)創業、酒饅頭や水羊羹で有名な「湯沢屋」。
日光街道の拡張に伴い、昨年12月に本店舗をリニューアル。店舗隣に専用の駐車場も用意されています。

店舗脇から奥へ誘導する案内看板。
この先に今日の目的地、「鉢石カフェ」がある様子。

店舗脇の細い通路を奥へと入っていくと・・・。

パッと視界がひらけ、蔵に囲まれた小さな広場が。
令和の時代から、過去へ一気にタイムスリップしてしまったかのよう。

一番蔵から四番蔵の4つの蔵がグルリと囲みます。
奥に長い敷地。江戸時代に「間口税」という間口の広さに応じて税金がかけられていたのを思い出しました。

一番蔵と四番蔵の間には稲荷神社。
思わず手を合わせ、拝んでいる自分がいました。

さて、カフェとしてリノベーションされた二番蔵と四番蔵に入っていきましょう。
蔵の状況も良好で、長年大切に維持管理されてきたのが伝わってきます。

店内は屋根まで吹き抜けになっており、窮屈さを感じさせない造り。

四番蔵へ繋がる開口部は狭く、蔵の中を冒険しているような感覚も味わえました。

蔵の軒下にテラス席が2つ用意されていました。
新緑に囲まれながら、こちらの席で寛ぐことに。

飲み物や冷菓、夏にはかき氷もいただけるみたい。
今回は「和カフェセット(上生菓子、季節の和菓子2つ、飲み物)」1375円(税込)をお願いしました。

さほど待たずにお膳に乗って登場。
飲み物は選べ、「抹茶」をチョイス。

和菓子を頂くのは久しぶり。
この日は「菖蒲」、「めだか」「薫風」の三種類。見た目も美しく、皐月の光景を連想させてくれます。

「めだか」を割ってみると、柔らかな餅に包まれた檸檬餡が現れた。
爽やかな風味を堪能させて貰いました。

抹茶をいただいていると、心が整っていくのを感じます。
日本人に生まれてよかったな~と思う瞬間です。
○「鉢石カフェ(ハツイシカフェ)」住所:日光市下鉢石946 日光酒まんじゅう 湯沢屋敷地内
電話番号:0288-54-0038
定休日:不定休(公式HPを参照ください)
営業時間:10時~17時(L.O16時30分)
公式HP、
栃ナビHP
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