池や沼、河川が多いことから、かつて「池辺郷」と呼ばれていた宇都宮。
コイやフナ、うなぎやなまずも、昔から多く食べられてきた地域だと思われます。
今も街の中心地には田川、釜川が流れ、食の源ではなく市民の憩いの場所に。
海には接していませんが、今でも宇都宮は水辺とは縁が深いです。
JR宇都宮駅西口近く、川向銀座通り沿いにある「うなぎ専門店 宇奈岐屋(うなぎや)」。
栃ナビによると「東京で修業し、宇都宮でこの店を構えたのが1979年」。創業四十年を超える、老舗のうなぎ屋さんです。
玄関先には配達用のバイク。
「近隣であれば2人前から配達いたしますのでご用命ください」(栃ナビより)とのこと。
外出がままならない高齢者などの方々には、ありがたいサービスです。

メニューはシンプル。
「うな重 特上」3000円、「うな重 梅」2500円(ともに税込)(あと一種類「うなぎ弁当」2500円よりというメニュー有)
令和の時代に、このお値段でうな重が食べられるなんて嬉しい限り。

店内はカウンター席とテーブル席。
ご主人と女将さんお二人でお店を切り盛りされていました。
「特上」3000円を注文し、温かい緑茶を頂きながらのんびり待つことにしましょう。
蒸し器からうなぎを取り出しゆっくりと焼き始めます。
ご主人と女将さんとのコンビネーションは完璧。
阿吽の呼吸でうな重を仕上げていきます。
無駄がない動きで、予想より早く「うな重」の完成。
いざ、うな重の蓋を開けましょう!!

うなぎのいい香り立ち上り、思わずお腹がグーッと。
そういえばこの日、朝食を食べていない・・・。思い出した次の瞬間、一心不乱にうな重に食らいついてました。
とろけるように口の中で消えていく柔らかなうなぎ。
タレは甘すぎずクドさはない。軽快に頂けます。
3000円というお値段を考えたら、十分なボリューム。
気軽に美味しく食べてほしいという粋な想いが伝わってきました。

綺麗に食べ切り、やっと我に返り、塩分控えめの香の物を食べながら・・・。

肝吸いをグイッと、ご馳走様でした。

駐車場はお店の向かい側に一台分用意されていました。
ご参考までに。
○「うなぎ専門店 宇奈岐屋(うなぎや)」住所:宇都宮市駅前通り3-6-17
電話番号:028-634-6895
定休日:不定休
営業時間:11時~15時、16時~21時
栃ナビHP、
食べログHP
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