「日本おいしい小説大賞」大賞受賞作が、2022年4月20日小学館から出版されました。
タイトルは「百年厨房」。
宇都宮市大谷町にある旧家を舞台としたファンタジー小説。
もう書店に並んでいるかなと本屋さんに足を運ぶと・・・。
玄関口正面に特設コーナーが設けられ、刷りたてホヤホヤの本が平積みされていました。

伺ったのは、「TSUTAYA 作新学院前店」
店員さんの許可をいただき、特別に撮らせて貰いました。

本だけではなく、小説内で紹介されている「冷やしコーヒー」、「チタケうどん」の模型。
そして「大谷石」が中央に並べられ、並々ならない本屋さんの強い「推し熱」が伝わってきました。

実は舞台が宇都宮市大谷町というだけではなく、作者は地元宇都宮の方なんです。
日本にブログサービスが開始された頃から、毎日ブログを更新し続けていた方がついにプロの小説家に。
ブログは現在も続いており、ブログタイトルは「
47都道府県 1000円グルメの旅」。
もう十七年以上継続しており、栃木県を中心とした飲食店の食べ歩きのブログです。
ハンドルネームをそのままペンネームにし、「村崎なぎこ」でデビューしました。

本を紹介するリーフレットには、栃木県知事の福田富一氏をはじめ全国の書店員さんから感動のコメントが並んでいます。
是非目を通してみてください。

実は長年同エリアで食べ歩きをしてますが、お会いしたのは1、2度。
でも同志のような気がして、今回の初出版が我が事のように嬉しく早速本を購入。
これから楽しみに読ませていただこうと思っています。

「石の街 宇都宮市大谷町」。
さらに大きく動き出しそうな予感がします。
「ドラマ化決定」という報を心待ちにしています。
(大谷町オールロケで聖地巡礼でさらに多くの観光客が・・・、と皮算用)笑

(追伸)
面白くて、あっという間に読み終えてしまいました。
現在は頭の中で登場人物たちがイキイキと生き続け、「その後」の物語を語ってくれています。
鮮やかな映像が浮かび上がる。
まさに物語の舞台で生活している「宮っこ」の特権ですね。
百年厨房がある大輔の家は、国登録有形文化財に登録されている「
小野口家住宅」が。
敷地の小高い場所に、八幡宮が祀られているんです!

実名ではなく、仮名で登場する場所や人物も多数登場します。
呉服店から百貨店事業に進出したのは、ご存知「上野百貨店」。
大輔の勤めている市町村や喫茶店など、「あそこかな?」と連想させてくれるものばかり。
みなさんも「百年厨房」を読んで、地元探索に出かけてみませんか?
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