栃木県にもまん延防止等重点措置期間が延長されました。
夜飲みが出来ない代わりに、休日街なかで昼飲みでもと思い出かけたものの期間中「休業」を選択した飲食店が多いこと、多いこと。また営業しているお店も、お酒の提供を自粛しているケースが。
「まん延防止等重点措置」を延長した行政に恨み節でもつぶやこうかという瞬間、パッと一軒のお店が浮かびました。
それはユニオン通りにある「Naomi OGAKI」。

開業以来夜のみの営業でしたが、今回のまん延防止等重点措置を受け期間限定で昼の営業が始まったんです。
当初、期間終了とともに終了する予定でしたが、期間延長を受け昼営業の期間も延長。
2022年3月21日まで、昼間から「Naomi OGAKI」の料理が楽しめるんです。(3月14日(月)はランチおやすみ)

お昼としては遅めの13時過ぎ。
空いている頃合いかと思いきや、満席御礼。ちょうどカウンター席に帰られる方がおり運良く座ることが。
準備が済むまで少し外でウェイティング。人通りもまばら、かつての街の賑わいが懐かしい。

店内に入ると景色は一転、食事やワインを楽しむ人で大賑わい。
イケメンの料理人達が休む暇なく料理を仕上げていく。

多くの人はスープ、前菜、メイン、パンが付く「ランチ限定コース」2000円(税別)を。
オーナーシェフの大垣さん曰く、若いお客さんが主婦の方々も多く来られていると。
夜の営業時間帯に来店しづらかった方々がこの機会にとお店に訪れている様子。
お店を知って頂けるいい機会になっているようでした。

汗ばむような暖かな日でしたので、最初の一杯は「ハートランド」の生ビール。
なんで外で飲むビールはこんなに美味しいんでしょう~。

おすすめメニューの他、グランドメニューからも注文OK。
ビールに合わせて、「アルザス風じゃが芋のフリット」700円(税別)
口に入れ噛んだ瞬間の快感がたまらない。食感も味わいも癖になります。
またチーズやニンニク、ハーブなどで作られたディップも最高で、食が進みます。

ここからワインの登場。
大垣シェフ、セレクトのワインで頂きました。
アルザスの白ワイン「Albert Boxler Chasselas」、「シャスラ」という品種のぶどうで作られています。
普段口にするワインとは風味が違い、爽やかな酸味が美しく記憶に残る味わいです。

「砂肝のコンフィ」800円(税別)
砂肝というとコリコリとした食感が特徴ですが、「Naomi OGAKI」の砂肝は驚きの柔らかさ。
聞くと時間と手間をかけ、この食感を作っているのだそうです。

「メゾンカイザー」のパンも添えられ・・

パンの上に乗せて頂きました。

アルザスの頂点とも言われる「ジョスメイアー醸造所」のワイン「Pinot Blanc Mise du Printemps」。
「ミズ・デュ・プランタン」とは「春詰め」の意味で、まさに季節を感じるワイン。

このワインに合わせて・・・春を感じる一皿。
「大久保さん極太グリーンアスパラの茹であげ」1800円(税別)
自家背マヨネーズ、南フランスのオリーブ、塩で頂きます。
雪解けの水で溢れる春の小川のように、春の息吹を感じるアスパラで口の中は大洪水。
アスパラの瑞々しい水分が溢れ出し、歓喜させて貰いました。

最後は赤ワインをグラスで一杯ずつ。
フランス コート・デクサン・プロヴァンス産の赤ワイン

フランス クローズ・エルミタージュ産の赤ワイン

迎え撃つのは「本日のアバ(内臓)料理」
この日は「鹿のハツ」1800円
鹿の独特なクサミは皆無、綺麗に処理され新鮮なうちに届いたのでしょうね。
ゴボウやカブも添えられ、自然の力強さを感じさせる一皿になっていました。

「とちおとめの田舎風タルト」850円(税別)で〆。
いちごの甘酸っぱさと同時にピスタチオのアイスの芳醇な甘みがミックス。
ワインの火照りを少し落ち着かせてくれました。

フッと気がつくと最後のお客に。
充実した時間が過ごせたと外を見ると外はまだ明るい・・・。
○「Naomi OGAKI」住所:宇都宮市西1-1-2
電話番号:028-680-4446
定休日:火曜日(3/14はランチ営業なし)
営業時間:18時~25時
(まん延防止等重点措置における営業対応については、公式HP等を参照ください)
公式HP、
公式インスタグラム、
栃ナビHP
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