朝日新聞社 宇都宮総局のすぐ近く。
県庁前通りから釜川方面に少し入った場所に一軒のお店がオープンしたという情報をSNSで拝見。
そのSNSにはお店の看板がUPされており、そこには「香箱」と。
何屋さんなんだろう・・・。
食いしん坊な私の脳裏には、「香箱がに」(ズワイガニの雌)しか浮かんでこない。
まさか店主の名前、そして娘の嫁入り道具のひとつ、香木や薫香料を収納する蓋付きの箱「香箱」から取ったとは思いもしませんでした。

2021年11月12日に宇都宮市本町にオープンした「香箱(こうばこ)」。
マロニエ本町館の一階にお店を発見。

玄関先に出された黒板の「おふくろの味」「手作り」「栄養バランス」という言葉がハートにヒット。
早速入ってみましょう~。

明るい店内には、二人がけのテーブル席が2つとL字のカウンター席が5つ。
すでに二組のお客さんがいらっしゃり、全員女性客。
テキパキと明るい女性店主がおひとりで切り盛りされていました。
お客さんとの会話を聞いていると、オープンしてまだ一ヶ月ちょっととは思えない・・・。
古くからの常連さんとのような、フレンドリーな会話。聞いていて暖かく、気持ちがいい。
この店主の前では自然と心の扉が開いてしまう。
私自身、初めてお逢いしたとは思えないほど会話が弾みました。

この日は「本日の日替わり」850円と、「いも煮定食」1000円(ともに税込)の2種類。
「いも煮」と聞いて「もしかしたら・・・」と尋ねてみたら、店主は「山形出身」とのこと。
本場、山形のいも煮を堪能させて貰いましょう。

「いも煮定食」1000円を注文し、待つことしばし。わっ、お膳の上の彩りが美しい~。
ちなみにおにぎりの具は4種類から2種類を選ぶことが出来ます。

ベジファーストで、普通はサラダから手を伸ばすのですが・・・。
思わず最初におにぎりから。
「昆布」と「焼き明太子」。
優しく握られたおにぎりは、口に入れるとホロリとほぐれていきます。
一口目から具とご飯。そして中にも具が入っており最後まで美味しくいただけます。
おむすびといえばもっぱらコンビニの機械で握ったものばかり、久しぶりに美味しいおにぎりが食べられました。
お米は山形県のブランド米「つや姫」。山形県の農家さんから直接仕入れているとのこと。
山形県に思い馳せながらおむすびを頂く。旅した気分を味わえました。

サラダは、わさび風味のドレッシングでさっぱり。

小鉢に

ヨーグルトのフルーツ乗せのデザートも付いています。

「いも煮」は、里芋、大根、牛肉、こんにゃく等々、具だくさん。
甘じょっぱく煮られ、寒いいま季節にピッタリの一品。
テクテクと歩いてきたので、凍えた身体が温まり生き返った思いがしました。

夜の部の営業は、要予約。
調理師の免許を持った店主が、予算に合わせて料理を提供してくれますよ。
○「香箱(こうばこ)」住所:宇都宮市本町10-18 マロニエ本町館1F
電話番号:非公開
定休日:日曜日、祝日(年末年始休暇 2021/12/29~2022/1/3)
営業時間:11時30分~14時30分(L.O14時)、18時~22時(L.O21時30分)、夜の部の営業は要予約
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