宇都宮市内に残る大谷石の蔵。
近年では歴史的、文化的な資産として再評価され、飲食店など店舗に改装され多くの人に親しまれています。
しかし街の再開発が進み取り壊される蔵も。
そんな状況下、大谷石の蔵を街の財産として保存及び活用しようと様々な団体が活動しています。
今回目に止まったのは、
宇都宮まちづくり推進機構が行っている「大谷石蔵活用事業」。
2021年11月13日(土)16時~18時、「
第21回大谷石フォーラム」が開催されます。
「あさり川こみちの石蔵を活かす」という内容で、舞台が宇都宮市最大の大谷石木材蔵と足元を流れる「あさり川(求喰川)」とのこと。宇都宮に生まれ育った私ですが、そんな蔵が、そしてそんな川が街なかに流れているのは知らなかった!!
ということで、フォーラムが開催される当日の前後1週間ほど、石蔵のライトアップをおこなっていると知り見に行ってきました。
場所は街の中心地、日野町通り。
明治22年創業の「
コアミ計測機」と創業332年の「
株式会社シノザキ」の間に「あさり川こみち」がありました。

あさり川は現在蓋がされ、日野町通りとかまがわプロムナードをつなぐ「こみち」として利用されています。

こみちを奥へと入っていくと、突然現れる大谷石の蔵。
現在の機械堀されている大谷石と違い、一本一本手彫された大谷石は温もりを感じます。
ライトアップされ、長時間見ていても見飽きない魅力的な空間になっていました。

「あさり川こみち」の看板も掲げられてる。

詳しく説明文が書かれた看板。
戊辰戦争によって燃えてしまった宇都宮の城下町。
その教訓を受け、防火のため明治初期に建てられたのがこの大谷石の蔵。
おかげで太平洋戦争の宇都宮空襲では燃え残ったようです。
2021年11月13日(土)16時~18時JAZZバンドの演奏や、あたたかい飲み物も用意されているようです。
お酒の持ち込みも可能のようですので、暖かい服装をしてお出かけ下さい。(参加無料)

こみちを奥へと進むと「かまがわプロムナード」。
街なかを流れる釜川沿いに、こんな看板を発見。

頻繁に氾濫を繰り返していた釜川。
二層式河川になり、宮っ子の憩いの場になっています。
○「あさり川こみち」住所:宇都宮市二荒町
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