「山紫水明」という言葉がふっと浮かんできた。
街なか、宇都宮市役所近く。
ビルとビルとの間の細い路地にある「らあめん厨房 どる屋」。

ちらりと見えた白地ののぼり。
そこには「鮎らーめん」の文字。

鳥取県境港の天然鯛からとったスープで作る「鯛らーめん」を基本メニューに据え、それに加え土日月祝日には限定らーめんが登場するという贅沢な構成で営業しています。(どんな限定らーめんかは、公式HPや公式ツイッターで告知されますので参考にしてください。)

産卵時期を迎え、鮎の季節もあとわずか。
今食べておかないと、しばらく「鮎らーめん」を食べられない!!

しばらく外で待って店内に。
密にならないよう、席の配置等工夫をされている様子。
入ってすぐ出迎えてくれたのは、「栃木の鮎」。
無駄な贅肉などなく、清流に住む妖精のよう。流線型のスマートなスタイル。

4年間試作に試作を重ねた「鮎らーめん」。
完成しお店に登場してから18年目の秋を迎えてます。
鮎を使ったらーめんを出そうと思った発想力、そして作品に仕上げた行動力、凄いの一言。
店主の自信作をありがたく味あわせて貰おう~。
栃木の素敵を詰め合わせた豪華版、「美味礼賛 黄金の鮎らーめん(塩)」1700円(税込)を頂きます。

宇都宮名産大谷石のプレートに乗っての登場。
らーめんから、焼豚から湯気や煙が立ち、朝靄につつまれているかのような登場の仕方にうっとり。

真っ先に鮎出汁のスープを頂こう~。
ふわっと清涼感ある鮎の香りが舞う。柔らかい口当たりの木製レンゲでひと飲み。
上品な旨味が淡く口の中で消えていく。飲んでいると優しく癒される気分に・・・。

炭で笹をあぶり、香りづけされている最中の焼豚。
ロース、ばら、ホホの三種類。
濃い笹の香りが、どこか山奥にいるような気持ちにさせてくれる。

ここだけ濃厚な「ねぎと焼豚の和え物」が、らーめん店にいるのを自覚させてくれる。
白いご飯と共に食べたら、最高だろうな~。

するり、清流を頂くがごとく麺をすすっていく。
味わい自体は優しいのに、五感を気持ちよく刺激してくれる・・・。

ヒバのグラスに注がれた天然水で口をニュートラルにしながら、食べ進めます。
繊細な旨味を十二分に味わえました。

一口、一口、スープを堪能していたら・・・。
また綺麗に飲み干してました。
今シーズン最後の「黄金の鮎らーめん」が、2021年10月9日(土)~11日(月)に登場することが決定しました。
思う存分鮎らーめんの美味しさを堪能してください。
○「らあめん厨房 どる屋」住所:宇都宮市中央2-8-6
電話番号:028-649-5917
定休日:火・木・金曜日の夜の部はお休み
営業時間:11時30分~13時50分(L.O)(土日祝は11時40分~14時20分まで)、17時30分~19時50分(L.O)
公式HP、
公式Twitter、
栃ナビHP
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