お店の努力はもちろん、地元の常連客がいなければ地方の飲食店は成り立たない。
二人三脚。まさに地方の老舗店は、街の財産です。
益子街なかにある「寿司 冨」。
創業して半世紀。益子町出身のブログ読者さんから、「昔から家族でお世話になっていたお店です。」とコメントも頂きました。
少し前のこと、
前回昼間に伺った食通Tさん達と一緒に、夜の「寿司 冨」へ。
予算ひとり五千円(飲み物別)でお願いしました。

コロナ渦で外飲みする機会が激減。すっかりお酒に弱くなってしまった様子。
握りに入ってから寝てしまったようで、メモも写真も欠落しているかもしれません。ご容赦の程を。
次々出てくる料理とお酒に大満足。素敵な一夜になりました。

昼間の暑さを忘れさせてくれるビールでスタート。
うすはりグラスで爽快な一杯。

地元、益子焼の器に盛られて次々と酒の肴が登場します。
どれもキラリと光る逸品揃い。素晴らしい食材に手間暇かけた料理の数々、感心させられっぱなしでした。
「イサキ 塩麹 生胡椒」
生胡椒がイサキの甘さを引き立てます。

「白イカの印籠詰め 蛤の煮付け」
江戸前寿司を代表する「印籠詰め」を益子で頂く・・・。感無量。

「カツオの漬け」
ねっとりとした食感、お酒が進みます。

「岩手の真牡蠣」
あまりにも美味しかったので作り方を尋ねると・・・。まさに手間をかけた一品。

「北海道のイワシ 生姜醤油」
この辺からメモ帳には「うまい!」と感嘆詞を付けての記載が続きます。
すっかり食事を楽しんでいる様子が、メモ帳から伝わって来ました。

「山口のもずくと秋田のじゅんさい」

「九絵のアラ汁」

「ミズダコの吸盤、長万部のホッキ貝 塩トリュフで」

これらの素晴らしい料理に合わせるように、以下の日本酒を。
気持ちよく盃が進みました。

「カステラ玉子焼き」

「雲丹と富山の白海老、益子の卵かけご飯」

「新子」

「牡丹海老」

「のどぐろ」

肴とお酒で十分お腹も心も満たされたので、握りの寿司ネタは数を絞り高級ネタで。
店主の真心篭もったもてなしに、感謝感激でした。
外に出ると、周囲はすっかり漆黒の闇。
店主が外に出て、最後まで私達を見送ってくれたのが印象的でした。ご馳走様でした。
〇「寿司 冨」住所:益子町益子1012
電話番号:0285-72-2673
定休日:月曜日
営業時間:11時30分~13時30分、17時~22時
公式インスタグラム
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