「美味しい蕎麦屋さんが益子町にあるので、一緒に行きましょう」と、Tさんからお誘い。
Tさんが以前から「イチオシ」しており、様々な人のSNSでも目にしていましたお店。私も以前から伺いたいと思ってました。
わかりづらい場所にあるとのことで、これ幸い。Tさんの奥さんが運転する車で意気揚々と出発!!
町を抜け、細い路地の先に平屋の建物が。そこがお目当てのお店らしい。
いざ初訪問、と車を降りようとした瞬間、「定休日」と書かれたプレートが目に飛び込んできました。
呆然とするTさん。
このような展開になるとは、想像していなかった様子。
「食べ歩き」をしていると、こんなケースもよくある話。気を取り直し次の展開を考えないと。
すると以前ある方から教えてもらった寿司店が益子町にあるとTさん。
「まだ行ったことないお店ですが、どうですか?」と。もちろん答えは「喜んで」。
益子駅からほど近く。
益子本通りの一本南側の通り沿いにお店がありました。
お店の名前は「寿司 冨」。
広々とした砂利の駐車場はお店の前に。

店内に入ると、カウンター4席に小上がりの席が二卓。
壁にはメニューが貼りだされており、出前用の寿司桶が奥に積まれている・・・。

「昔ながらの町のお寿司屋さん」という佇まい。
Tさんの奥様に運転してもらうことにして、私とTさん二人で軽くビールでも頂きましょう~。
店主のお母さんと思われる方が大瓶のビールを。
おっ!「うすはりグラス」だ!!
繊細な口当たりが素敵なグラスで、このお店で出てくるとは意外。
ビール名が印刷されたグラスが出てくると、勝手にイメージしてました。

何かつまみになるものも頂くことに。
「白烏賊の炙りゲソ、かつおの酒盗和え」
うわ~、おいしい!!ビールが進む!!

先ほど焼きあがったばかりという「カステラ玉子焼き」。
ふわふわとした食感、すり身や山芋、そして甘さは和三盆。

「アンキモ」
秋田のアンキモで、味付けが絶妙。Tさんも絶賛。
山葵を付けて。チーズのようにまったり濃厚。ビールが気持ちよく空いていきます。

聞くと、半世紀以上の歴史ある老舗店。
銀座で修業をしてきたという二代目店主が、暖簾を守っているとのことでした。
ビールだけにしようと思ったのですが、エンジンがかかってしまい日本酒も。
いいお酒が用意されていました。

ここから「特上寿司」2000円を一貫ずつ握って出してくれました。
「中トロ」

「大トロ」

「スズキ」

「イシナギ」

「カツオの漬け」

「焼き煮アナゴ」

「いくら」

「雲丹」

「鉄火巻き」

追加で「こはだ」

「いわし」を頂き、ご馳走様。いざ会計。
Tさんの奥さんはコーラのみでしたが、これだけ飲んで食べても驚きのお値段。ありがたい。
波乱のスタートになりましたが、結果素敵なお店に出逢え最高の一日になりました。
Tさんご夫妻、ありがとうございました。
それにしても予約をせず突然伺ったにもかかわらず、ネタもバッチリ準備されていたのにも驚かされました。
益子町の寿司を愛する旦那衆と共に作り上げてきた成果かも。また再訪したいお店です。
〇「寿司 冨」住所:益子町益子1012
電話番号:0285-72-2673
定休日:月曜日
営業時間:11時30分~13時30分、17時~22時
公式インスタグラム
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