思い出深きあの店舗に、再び光が灯されました。
2021年6月8日、栃木市の蔵の街大通り沿いにオープンした「イグレック食堂」。
歴史ある蔵の街に不思議と溶け込むお洒落な佇まい。
ここはかつて、栃木市を代表するビストロがあった店舗です。

そのお店とは、ビストロ「
エピキュール」。
美食家の店主がフランスなどで食べた味が忘れられず、自ら料理を作る側になったという異色なお店。残念ながら若くして病に倒れ、最後にお店を訪れたのは
2012年のことでした。多くの方が参列された通夜の光景は、今でもよく覚えています。
長年付き合いがある方がお店を開店させると耳にしたのは今年の春。
それも「エピキュール」があった場所だと聞き、オープンするのを心待ちにしていました。
お店専用の駐車場はありませんが、南に50m行った先に広大な無料駐車場が。
お金をかけて公園などの施設を作らず駐車場として開放するという施策、素晴らしい試みです。

現在はテイクアウト、イートイン両方やっており、昼・夕方のみの営業スタイル。
今後夜の営業も行う予定で、開始時期、それに伴う営業時間の変更は、公式SNSを参照してください。
(2021/6/26から夜営業スタート、営業時間:11時~15時、18時~22時)

店内に一歩入ると、記憶が蘇ってきます。
この日はいつものカウンター席に座らせて貰いましたが・・・。

窓際に座り、街ゆく人達を眺めながらの食事も楽しいもの。
改装され、カジュアルな室礼になっています。

ランチは「ライスメニュー」、「スパゲッティーメニュー」がそれぞれ数種類ずつ。
ミニスープとドリンクがセットになっています。

「トマトガーリックソースチキンソテー」1300円(すべて税込)をチョイス。
彩り美しくワンプレートでの登場です。

ミニスープは、「ジャガイモの冷製スープ(ビシソワーズ)」。
とろ~りまろやかな口当たり、玉ねぎの甘さも加わり表情が緩む一杯に仕上がっています。

大皿に隙間無くギッチリ盛られ、副菜もたっぷり。
副菜は色鮮やかな「野菜のデリ」。見た目も美しく箸が進みます。

「野菜のデリ」はどれも一手間、二手間加えられた秀逸なものばかり。
「人参のラペ」は、オレンジやケッパー、フレンチドレッシングで。「紫キャベツとひよこ豆のデリ」は、ベーコンで香りづけ。「ポテトサラダ」は今まで食べたのはまったく違うタイプで白が鮮やか。
ゆで卵にはほんのり塩気が乗っており、自家製ピクルスも素敵な味わいに仕上がっています。

ご飯は20%麦を加えた「麦飯」。
普段の食生活では不足しがちな栄養素をがっつり補給出来ました。

メインのチキンソテーは、厚みがあるお肉が何枚も。カリッとジューシーに焼き上げられています。そしてソースも秀逸で、トマトガーリックソースが食欲を煽りまくります。

セットのドリンクはホットコーヒーをチョイス。
これで〆にするのはもったいない。久しぶりに店主のデザートも頂いて帰ろう~。

「バスクチーズケーキ」500円
出逢った頃は、宇都宮市下栗で洋菓子店を営んでいた店主。
さすが本職だっただけあって、とろとろふわ~り上品な甘さが口の中で舞いました。
〇「イグレック食堂」住所:栃木市室町11-4
電話番号:070-8982-5198
定休日:月曜日(2021/10から、木曜日定休になります)
営業時間:11時~14時、16時~20時(2021/10/15から、通常の営業時間に戻る予定)
公式インスタグラム、
公式フェイスブック、
栃ナビHP
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