春に旅立ったPさんを偲んでの集まり。
でもこのご時世ですので、ごくごく少人数での会になりました。
会場として使わせて貰ったのは、「Restaurant Kakurai」。
足利銀行本店の西部、北一の沢町にある完全予約制のフレンチのお店。

ソーシャルディスタンス。
Pさんを囲むように円形に配置された椅子とテーブル。
穏やかで温かい会になりました。

「ミニエール ブリュット ゼロ NV」、シャンパーにで献盃。
主催者ならびPさんのご主人様の挨拶でスタート。
次々出てくる思い出話、話が途切れることはありません。

思い出話に花を添えるのは、加倉井シェフの料理。
季節を感じながらワインを楽しめる、そんな秀逸な料理が次々と登場しました。
「和歌山県産の鮎と県産の実山椒のコンフィ」
県産完熟トマトのガスパチョ風ソースとハーブオイルで美しい二色の円を描いています。
鮎をまるごと山椒と共に半日以上オリーブオイルでコンフィした一品。
今の季節の鮎は骨も柔らかく、内臓の苦みもたまらない。
実山椒と鮎の持つ瓜系の香り、そしてハーブの香りが重なりあい、山間の清流が目に浮かびました。

トマトの酸味と香り豊かなハーブオイルの組み合わせが最高~。
美味しくて、パンにつけてすべて回収。

「活蝦夷アワビのコンソメ煮の冷製カッペリーニ 肝ドレッシング」
殻付きの生きたままの蝦夷アワビをコンソメで半日以上時間をかけて炊きあげた一品。
ムチッとした歯ごたえ、噛むと柔らかく口の中でとろけていく蝦夷アワビ。
カッペリーニは添えられた肝ドレッシングで、さらに軽快に。

「宇都宮セイコウ・ファームの花ズッキーニと甲殻類のムース」
甲殻類のムースがギッチリと詰め込まれた花ズッキーニ。
北海道産の帆立、魚介とハーブのムースが添えられています。
毛蟹のエキスを煮詰めたソースで頂きます。
オマール海老のミソパウダーが振りかけられ、お皿の上は竜宮城。

二種類目のパン
毛蟹のソースの回収に尽力してくれました。

「岩手県産活ムラサキウニと県産とうもろこしの焼きリゾット風」
Pさんの大好物「雲丹」の登場です。
雲丹と焼きリゾットの競演に悶絶。あま~いとうもろこしは宇都宮産。雲丹にも負けません。

「県産和牛のトモサンカクのロースト、県産ヤングコーン添え」
もっちりなめらかな舌触り。希少部位をがっつりと頂く!!
思わず無口になるほどの美味しさで、口の中でとろけていきます。

「シャラン産キュイスカナールと地鶏のWスープ 素麺、マルケ産サマートリュフ」
トリュフの香りが食欲を誘いう。
しかしメインはあくまでもスープ。口にした瞬間、あまりの美味しさにビックリ。
素麺は、
佐藤養助商店の「稲庭干素麺」。スープの美味しさを際立たせてくれました。

〆は「仙禽一聲(いっせい)2019」
日本酒も嗜まれたPさんを忍び、最後は日本酒で。栃木県さくら市の酒蔵「仙禽」の無濾過原酒。
果実を思わせる甘み、香りが強く、食後にピッタリの一杯になりました。

この日頂いたワインおよび日本酒は・・・。
シャンパーニュ「ミニエール ブリュット ゼロ NV」、白ワイン「トリンバック リースリング2018」、白ワイン「ドメーヌ ブノワ・アント ブルゴーニュ アリゴテ2018」、白ワイン「ドメーヌ ブノワ・アント ブルゴーニュ シャルドネ2018」、赤ワイン「ドメーヌ ベルトー・ジェルベヴォーヌロマネ2013」、赤ワイン「シャトー ベルヴュー2015」、赤ワイン「アン・アプローチ・トゥ・リラクゼーション シュセット2018」、日本酒「仙禽一聲2019」
ブルゴーニュを中心にワインのストックは北関東随一の「Restaurant Kakurai」。(「
雑誌ゲーテ2021年6月号」、曰く)
少しずつ様々なお酒に触れ、表情豊かなお酒の魅力を再確認させて貰いました。
美味しい時間をありがとうございました。みなさん、またご一緒いたしましょう~。

主催者から帰り際、手土産を頂きました。
宇都宮市田下町にある「
jikanya(じかんや)」の大谷シフォンケーキ。
いつも優しい心配り、ありがとうございます。
○「Restaurant Kakurai」住所:宇都宮市北一の沢町4-10 ジュネスガーデン103
電話番号:028-622-5333
定休日:不定休(昼夜とも、完全予約制)
営業時間:11時30分~14時30分(L.O13時)、18時~22時(L.O20時30分)
公式HP、
公式フェイスブック、
公式インスタグラム
- 関連記事
-