約二万二千㎡の園内に約300種、約3万本の草花に包まれた自然の楽園、「上三依水生植物園」。
澄んだ大気と水で育てられた草花に癒される、無二の施設です。
5月下旬~6月中旬まで鑑賞できる「ヒマラヤの青いケシ」は有名。
開花は微妙な気候の変化に左右され、目にするのも貴重な存在になっています。
前回伺ったのは
11年前の2010年。
この年は春が遅く、「ヒマラヤの青いケシ」は見ることが出来ませんでした。
2021年6月、リベンジを誓い再び車を走らせ、鬼怒川温泉郷、川治温泉郷、五十里湖を越えて、会津西街道を北上。
福島県会津の手前、日光市上三依に到着。
着いた瞬間、深呼吸。空気が美味しい~。
宇都宮市とは7~8度気温が低く、極楽気分。
駐車場から男鹿川を渡った先に「上三依水生植物園」が。
今見ごろの草花を写真付きで紹介するボードが建てられています。
公式HPにも現在開花中の草花が紹介されていますので、是非チェックしてください。

透明度が高く美しい川が園を囲むように流れている。
ゲートのすぐ脇には「七滝」という七段になった滝が。滝の中央の「くぼみ」の奥に水神を祀った像が安置されており、古くから信仰の対象になっていたとのこと。その事実を知らなくても、あまりの美しさについ手を合わせたくなる光景です。

ゲートで新型コロナ蔓延防止のため、連絡先を用紙に記入。
マスク、消毒をしっかりしてから入場。大自然に囲まれた場所ですが、人がいる限り用心、用心。

園内は「乾生高木林ゾーン」、「湿地草原ゾーン」など生息地域別にソーン分けされており、それぞれの環境に合った草花が植えられています。順路を示した看板も建てられていますので、順々に見て回れば効率よく回れます。

ゲートを潜ってすぐに、「ヒマラヤの青ケシ」が出迎えてくれていました。
優しい色合い、私の目にはどことなく儚い蒼さに映りました。

正式名は「メコノプシス グランディス」。
草花には説明プレートが立てられ、鑑賞のアシストをしてくれます。

まもなく2021年の見ごろは終わってしまいそう~。
しっかりカメラに収めさせて貰いました。

「ムサシノキスゲ」
ニッコウキスゲの変種で、東京都の絶滅危惧種に指定

色鮮やかな「クリンソウ」の中を、日傘を差して歩くご婦人達。
風は涼しいですが、日差しは夏を思わせる強さです。

「アヤメ」

「クレマチス(テッセン)」

「イワベンケイ」

「水生植物池」では・・・

「スイレン」の開花を待つばかり

園内に「熊野堂神社」があり

お堂の脇の大いちょうは樹齢350年。日光市の天然記念物に指定されています。

最後に「チベットの青いケシ」をしっかり目に焼き付けて、園をあとにしましょう。
○「上三依水生植物園」住所:日光市上三依682
電話番号:0288-79-0377
公式HP、
栃ナビHP
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