駅を降り最初に見た町の印象は、末永く記憶に残るもの。
宇都宮駅西口のロータリーは路線バスが占有し、さらに狭く窮屈な印象を与えていそう。
さらに以前は居酒屋さんや喫茶店が建ち並び、宇都宮特有の色を感じなかったのも寂しい要因でした。
久しぶりに宇都宮駅西口を散策すると・・・。
駅周辺だけでも多くの餃子店が建ち並び、来訪者が思い描いていた宇都宮のイメージに近づいて来たように感じます。
昔から住んでいた人ほど「餃子の街うつのみや」と言われてもピンと来ませんが、「餃子」は宇都宮を多くの人に知ってもらうための最強のアイテムになりました。

2021年5月24日、宇都宮餃子を代表する人気店「餃子専門店 香蘭」の宇都宮駅西口店がオープンしました。
改札を入りて歩いて2~3分という、まさに駅チカ。多くの人が集まる人気スポットになること請け合いです。
休日の運動も兼ねて、自宅から一時間以上歩いての餃子ランチを楽しむことに。
オープン時間の11時前に到着出来ました。

途中、宇都宮本町にある「
香蘭本店」をパチリ。香蘭は昭和34年(1959年)創業した老舗店。宇都宮餃子を代表するお店のひとつです。
昨年の秋、長蛇の列が出来ていた「香蘭本店」の写真をSNSでUPしたところ、高校時代の友人から「実家で経営していた」とコメントを貰いました。
彼の話だと、お店を始めたのは彼の祖母。
両親に引き継がれ愛好者も大勢いる人気店になったものの、子供達には継がせる気はなかったようです。
2008年に材料費の高騰と体力の限界を感じ、惜しまれながらもお店を閉店することに。
その後引き継ぎたいという今の店主が両親の元を訪れ、熟慮した結果2011年お店を再開。
地元のマスコミにも大きく取り上げられ、話題になったのを覚えています。
彼のお父さんがしばらく指導し、今の店主に暖簾を譲りレシピもしっかりと受け継がれたとのことでした。
現在他県に住む彼に支店が出来たことを伝えると、「非常に嬉しい」というコメントが返ってきました。

のれんも掛けられ、オープン!!
待っていたかのように、次々とお客さんが入店されていきます。
カウンター席をメインとし、テーブル席も少々。
間隔を開けて席の配置がされていますので、土日は長い行列が出来そうな予感。

各席にはヤカンが置かれ、そこからお水のおかわりが出来ます。
ノスタルジックなヤカンというアイテム、新店ですが老舗の雰囲気を醸し出しています。

焼き、揚げ、水を取りそろえている「本店」とは違い、こちらは焼きと水のみ。
但し「スパイシーサルサ餃子」、「おろししそ茹餃子」、「タンタンスープ餃子」と宇都宮駅西口店のみの限定餃子も用意されてます。

長時間歩いて来たので、昼飲みもさせて貰おう~。
角ハイボールをはじめ、様々なアルコール類がズラリ。

これで行こう~!!
「キリン一番搾り 中瓶」550円(すべて税込)

餃子が焼き上がるまで、スピーディーに提供してくれる「ハルピンキャベツ」380円をお供に。
塩辛くビールの肴にピッタリ。

餃子が焼き上がる。ジューッと豪快な音が店内に響き、熱々の「焼き餃子」297円(税込)がやってきた。
二口くらいで軽快に食べきれるサイズの餃子が6個。美しい黄金色だ!!
カリッと香ばしい皮の中には、キャベツなど野菜たっぷりの具。胡麻油の香りとともに、熱々の汁が溢れ出す。食べ始めたら止まらない。この餃子なら、二皿、三皿と食べられそう~。改めて香蘭の餃子の美味しさに実感させて貰いました。

宇都宮駅西口店限定餃子も頂こう~。
「スパイシーサルサ餃子」450円(税込)
パンチあるサルサソースがたっぷりかけられた餃子は、ビールやご飯のお供にピッタリ。
お土産で「生餃子」や「焼き餃子」を買って行かれる方も。
「宇都宮駅に降り立った瞬間、餃子の香りがする」とまで言われるようになるかもね。
○「餃子専門店 香蘭 宇都宮駅西口店」住所:宇都宮市駅前通り1-5-9
電話番号:028-612-4730
定休日:火曜日
営業時間:11時~21時
公式HP、
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宇都宮餃子会HP
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