和食のお店、宇都宮市役所近くの「
和旬彩 右京」。
丁寧な仕事ぶりで人気店となり、先日の三月五日で六周年を迎えました。
そんな右京のご主人がSNSで、二号店をオープンさせたとUPしたのは2020年12月。
場所は宇都宮西部、砥上通り沿い、お店の名前は「麺や 五助」。
二号店は日本料理のお店では無くラーメン店。意外な展開に驚かされました。
オープンから約三ヶ月近く経ってしまいましたが、先日初めて伺うことが出来ました。

カウンター席に着きお祝いの言葉を述べ、一息ついたところで・・・
是非聞いてみたかった「なぜラーメン店だったのか」をご主人に尋ねてみることに。

ご主人の実家はラーメン店で、ご両親が汗水流しながら働く背中を見て育ったのだそうです。
すでにご両親はご高齢になられお店は閉められたそうですが、自分の原点「ラーメン」と向き合い、「ラーメン店」
をオープンさせたいと想うようになったんだそうです。
自分が子供を育てる番になって初めて、親がどんな想いで育ててくれたのか想像出来るようになるもの。
さぞご両親も喜ばれたことでしょうね。

メニューを開くと、看板ラーメンは「
安養寺味噌」と「
生成り醤油」。どちらも初めて聞く名前。
和の料理人だからこそ出逢えた「味噌」と「醤油」を使ったラーメン、期待が高まります。
「肉汁餃子」や「鶏から揚げ」の一品料理。
丼ものも用意されている!!

この日は味噌の気分。
「特製安養寺味噌そば」1150円(税込)をチョイス。
安養寺味噌とは、信州味噌の原点といわれた味噌。創業嘉永六年、長野県佐久市にある老舗店のものを使用しているとのこと。美味しそう~。
また後日「
ミツル醤油生成り」をネットで調べてみたら・・・。
福岡県糸島市で作られた、熟成した諸味を搾って火入れしただけの純粋無垢な醤油。
こちらも是非、口にしたい逸品です。

「特製安養寺味噌そば」が運ばれて来ました。
彩りもよくラーメンというより、上質な和食のような雰囲気を醸し出しています。

まずはスープをひと飲み。
まろやかなコクと旨味、味噌の風味が綺麗に活きています。
飲んでいて疲れない。尋ねてみると、無化調なんだそうです。

目を惹く「レアチャーシュー」。
見事な色合い。口にすると、淡く口の中でとろけていきます。
奥には「豚ばらチャーシュー」も隠れており、二種類のチャーシューが楽しめました。

麺は中太縮れ麺。
少し固めに茹で上げられた麺は、噛み応えもあり存在感がありました。

とろとろ半熟の「味玉」は、宇都宮市にある卵明舎の「磨宝卵ゴールド」。
絶妙な食感のメンマは、お母さん直伝製法で作ったものだそうです。

一品料理から「肉汁餃子 3個」360円(税込)も。
具がたっぷり入った丸々とした餃子。
モチッとした皮にジューシーな具。
美味しさが詰まっていました。

もし小腹が空いていたら、「贅沢雲丹たまご飯」や「ローストポーク丼」も食べたかったのですが・・・。
すでにお腹一杯で断念。
肉汁餃子や鶏から揚げはテイクアウトも出来ますよ。

ひとつひとつの食材にこだわり作られたラーメン。
想いが籠もった素敵な一杯を満喫させて貰いました。ご馳走様でした~。
○「麺や 五助」住所:宇都宮市砥上町1138-3
電話番号:028-647-3778
定休日:月曜日、第三火曜日
営業時間:11時~14時30分(但し、金曜、土曜日は昼・夜営業で、夜営業は17時30分~20時30分)
栃ナビHP
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