公式インスタグラムに、美しい筍の写真が・・・。
是非、初物である「筍」を食べたい。
というわけで、一足早く春を堪能しようと伺ったのは「花咲種一」。
街なか、日野町通りと今小路通りとの交差点にあるお店です。

カウンター席の中央にはおでん鍋。
「おでん懐石」だけあって、鍋はお店の中央に。

こちらのおでん鍋は二代目。
初代は亀の形をしていて印象的でしたが、二代目は蓋が素晴らしい~。
大輪の花を咲かしていました。

ランチメニューを見て、思わずニンマリ。
そう、メニューに「焼筍」の文字を発見!!思惑通り!!
迷わず、「焼魚 ヤシオマス西京焼 焼筍」1100円(税込)を注文。
サラダ、花咲おでん2種、メイン、デザートが付いて、税込1100円。お得なセットです。

私が座った一番奥のカウンター席から、お酒を収納した冷蔵庫がよーく見える。
「而今」「田酒」「新政 No6」など銘酒がズラリ・・。陽気が良くなり、冷酒が美味しい季節到来ですね。

早速ランチセットがスタート。
「サラダ」は、わさび&山椒ドレッシングで頂きます。
添えられた「菜の花」にピッタリのドレッシング。口の中で香りが広がります。

おでんは2種類選ぶことが出来ます。
選んだのは「大根」と「鶏団子」。
「大根」はザ・おでんの形状、三角、四角、丸。口の中で淡くとろけていきます。
「鶏団子」はふわふわとろ~り。食感だけでも感動の一品です。

この日は風が冷たく、体の芯から冷たくなっていました。
おでんと日本酒と言えば・・・。
熱燗をおでんの出汁で割る「出汁割り」。赤羽の「
丸健水産」で大人気の飲み方。
大衆酒場的な飲み方をして大丈夫か確認すると、OKとの返事。
というわけで、「出汁割り」の花咲バージョン550円。
燗してくれたのは栃木の地酒「惣誉 辛口 特醸酒」、気取らず飲めるいいお酒です。
「出汁はいくらでも追加出来ますよ。」と、ありがたい言葉。
塩気控えめ、上品でまろやか。昆布や魚介の旨味が心地よく、燗酒を入れて一味を一振り。
優しく身体に染みこみ、身体の中からポカポカ温まってきます。
あまりにも美味しくて、いくらでも飲めそう~。

出汁割りの肴におでんを1品追加、「明石蛸柔か煮」250円。
料理名に偽りなし!!驚くほどの柔らかさに、魅了されてしまいました。

おでんを満喫してしまい、肝心の「筍」を忘れかけていた、その時・・・。
メインの「ヤシオマスの西京焼 焼筍」が、ご飯、お味噌汁、香の物と共に登場です。

美しく焼き上げられた「ヤスオマス」。
「ヤシオマス」とは、栃木県水産試験場で品種改良され、県花のヤシオツツジのような美しいサーモンピンク色をしているところから命名されました栃木生まれの魚。地元愛に溢れた一品です。
肉厚で柔らか、サワラに負けない美味しさです。

添えられているのは初物、「焼筍」。
鹿児島県の筍とのこと。春を先取りさせて貰いました。

お腹一杯だったので、ご飯は少なめ。
「おでんだしの茶飯」。ほんのり旨味が乗ったご飯。

最後の一口は、「伽羅蕗」、「ふき味噌」をご飯に乗せてパクリ!!
独特の苦みがたまらない!!
ご飯大盛りでも食べられましたね。

デザートに「丹波の黒豆が乗った抹茶ムース」を頂きご馳走様。
充実した休日のランチになりました。

足取り軽く家路に着くと、甘い香りが漂ってきた。
視線を向けると満開の梅の花。
花が咲き、春は目の前。
○「おでん懐石 花咲 種一」住所:宇都宮市二荒町4-8
電話番号:028-666-5206
定休日:月曜日
営業時間:11時30分~13時30分(L.O13時)、17時~23時(L.O)
公式HP、
公式インスタグラム、
食べログHP、
下野新聞よるのみやHP
- 関連記事
-