冬は色彩乏しいモノクロの世界。
そんな世界をいち早く、甘い香りとともに彩ってくれるのが「蝋梅(ろうばい)」。
梅という字がついていますが、桜や梅のバラ科ではなく、ロウバイ科の花。
中国原産の落葉樹です。

鹿沼市と栃木市との境界。
大越路トンネル近くにある「上永野 蝋梅の里」。
4000坪の園内に約600本の蝋梅が植えられ、12月~3月中旬にかけ黄色い蝋梅の花を楽しむことが出来ます。
休日のある日、
昨年に引き続き今年も鑑賞に伺いました。
私の車のナビでは「上永野 蝋梅の里」と入力しても該当無し。
「鹿沼市 永野小学校」を目的地に設定。
入口には黄色い看板やノボリが立てられています。
それを目印に路地に車を進めてください。

広々とした駐車場に車を止め、入口で入園料300円支払い中へ。
トイレは園内にありません。受付脇の建物内にあるトイレで済ませてください。

日本最多の四種類の蝋梅を鑑賞できるのも、見どころの一つ。
「満月」
11月、蝋梅の中では最初に花を付けます。3月まで次々と開花します。
丸い花弁、きれいな濃い黄色が印象的。

「素心」
薄く透き通るような淡いレモンイエロー。花弁が満月より細長い。
開花は12月から3月くらいまで

「基本種(和蝋梅)」
花の中心部は暗紫色。
日本で基本種を鑑賞できるのは唯一、当園だけ。開花期は1~3月。

「原種(唐蝋梅・倭蝋梅)」
花弁が他の物よりも細いのが特徴で、中心部は深紅色。
開花期は2月~3月。

つまり現在2月は、四種類すべての蝋梅の花が楽しめる貴重な期間。
甘い蝋梅の香りに包まれながら、ゆっくりと園内を鑑賞して回りましょう~。
あれ?記憶にある光景とちょっと違う・・・。
昨年と比べると、蕾状態の蝋梅がまだまだ多く、漂う香りも弱いように感じる。
尋ねてみると、12月に雨が降らなかったこと、1月の低温の影響で、今年は少し元気が無いのだそうです。
それとも緊急事態宣言が解除されるのを待っていたのかな!!??。
これから鑑賞に伺うのも、遅くありません。

一番奥で、温かいコーヒや甘酒の販売が行われています。
昨年同様、こちらで寛がせて頂こう~。

お父さんが丁寧に一杯ずつハンドドリップで、珈琲を淹れてくれました。

スッキリとした綺麗な酸味。
蝋梅を眺めながら、ひとやすみ。

テーブルの上に、「おまんじゅう」を発見。

鹿沼市下永野にある末広製菓のおまんじゅうで、「うしまる」と「うり坊饅頭」
可愛らしいビジュアル、お土産に買って帰ろう~。

今年は特に寒く厳しい冬でした。
これから次第に気温も緩み、人の心も柔らかく和んできそう~。

足元を見たら、福寿草が地表に顔を出していました。
○「上永野 蝋梅の里」住所:鹿沼市上永野273(永野小学校裏)
開園期間:12月下旬~3月中旬
休園日:期間中は年末年始も無休で開園。(雨天の場合も開園。但し大雪、大雨の場合は休園)
開園時間:10時~16時
入園料:大人300円、高校生以下 無料
栃ナビHP
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