2020年10月25日にグランドオープンした「そば倶楽部 稲荷山」。
プレオープンしているという情報を得て、住所を頼りにオープン前に足を運んだことがあったのです。
その時はお店らしい建物も見当たらず、探すのに苦慮しました。(今は案内看板がいくつも掲示されてます)
やっとのことでお店を発見。まさかという場所にありました。
大谷エリアでの宴席の場所と言えば、「盤石荘」と「レストラン盤石」。
今でも大谷街道沿いに、看板が掲げられています。

大谷石の岩山の部分をそのまま利用して建てられ、自然の岩がそのままの岩風呂や、床の間の壁が岩肌となっている石の間など、石の街「大谷」を代表する旅館でした。(鯉料理が名物)

惜しまれながら閉館してしまいましたが、「大谷石の中に半分建物が入った旅館」として今も見る人を驚かせます。

この旧「盤石荘」の三階部分を改装し、「そば倶楽部 稲荷山」がオープンしたのです。

但し旅館の玄関は閉じられたまま。どこから入っていくかというと・・・。

「盤石荘」玄関近くに、一枚の看板が掲げられていました。
「20m先を右に曲がる」。

それってここのことを言っているのかな?

「きけん 進入禁止」の看板のみが掲げられていましたが、現在は手書きですが案内板が掲げられています。
これで迷う人は激減すること間違いなし。
でも一瞬、立ち入るのを躊躇してしまう人も多いのでは。

進むと二手に分かれます。
山奥に続く大谷石の階段。二体の稲荷狐がこちらを見ている・・。
稲荷山・・・そうか稲荷神社がまつられていることから名が付いたのかも。

先に進むと鳥居があり、大谷石を露天掘りした跡地が広がっています。
ここはかつて「遊楽園」と呼ばれ、憩いを求め多くの人々が訪れたようです。
山キジが鳴き、野ウサギも走り回った地・・・。

今まではイベント時のみ公開されていた場所。
通常非公開の場所だったため、様々な映画やドラマのロケ地として使われていました。
私自身、ここに入るのは初めて。
映っているシャベルカーと比べるとわかると思いますが、ひと山そっくり削り取った跡・・・。
ひとつひとつの造形が、でかい!!

閉められていたフェンスが開けられ、車で中に入ることが出来ます。

この露天掘り跡地から、「盤石荘」の三階に入ることが出来るんです。
目の前には広々とした駐車スペース。お好きな場所にどうぞ。

テラス席もあり、露天掘りされた稲荷山を一望することが出来ます。
「蕎麦と大谷石の景観を楽しむ店」というコンセプト通り!!

「盤石荘」三階の客室として使っていたスペースを改装。
窓からは大谷の街並みが一望できます。
眼下にある人気店「
OHYA Fun Table」は、元「レストラン盤石」の店舗を改装して。
一歩一歩確実に生まれ変わっています。

壁に大谷石を貼ったりと、綺麗に生まれ変わっています。

お茶を頂きながら蕎麦が茹で上がるのをしばし待ちましょう。

「オープン記念特別価格」と書かれたメニュー表はこちら。
お酒類も充実していました。

東武日光駅前にある「ジェラテリア ヒロ」の手作りアイスがデザートとして。

「選べる合盛りセット」1400円(税込)
三種類のお蕎麦から二種類をチョイス、そしてプラス一品を選びセットしたもの。
小鉢、香の物も添えられています。

もりそば二八「野うさぎ」。
つるり、のど越しが気持ちいい、細切りの蕎麦。

もりそば寒ざらし「夫婦岩」
ザラッとそば殻も入っており、もっちりとした食感が魅力。
噛むと蕎麦の香りを強く感じました。

「季節の野菜天ぷら三点盛り」
サツマイモ、茄子、ピーマンの三点

デザートに「とちおとめのソルベ」300円(税込)を頂きご馳走様。

お店の方の許可を貰い、「巌稲荷神社(ネットには岩尾稲荷神社という表記もあり)」を参拝させて貰いました。

もとは鳥居の脇に大きなお社があったようです。
その名残が大谷石に刻まれていました。

苔が生えた大谷石の階段。
木々に囲まれ神秘的な雰囲気で満ちていました。

稲荷神社にお参りし、気持ち穏やか。
大谷に新しい観光&飲食スポットが誕生しました。
○「そば倶楽部 稲荷山」住所:宇都宮市大谷町1228-3
電話番号:028-612-5380
定休日:火曜日
営業時間:11時~14時30分(土日は15時30分まで)
公式HP、
栃ナビHP
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