国際的なラグジュアリーホテルというと、「宿泊」に朝食は付いていても夕食は付いていないというイメージ。
「ザ・リッツ・カールトン・日光」では「KAISEKI DINING EXPERIENCE(会席料理のディナー付き)」という宿泊プランが用意されているんです。朝食は付いていますので、一泊二食付きというプラン。手間いらずでありがたい。
でもこれが曲者。
日本の温泉旅館の感覚で、到着してから食事開始時間などの要望を伝えれば対応してくれるだろうと暢気に構えていました。
しかしレストランの収容人数が決まっている関係上、テーブルや食事内容、開始時間がすでに「予約」済み。
苦手な食材など伝えるためにも、一週間ほど前にホテルに直接確認の電話を入れてみました。
旅行会社さんが気を利かせて、JTBと日本旅行二社の最安値を組合せ予約した関係で、四人一組の旅行だとホテル側が認識しておらず・・・。すでに押さえられていたには、二人席、二人席と分かれた席。
「日本料理Byザ・リッツ・カールトン日光」は満席で、四人テーブルを確保できるのは午後八時以降とのこと。
急遽打開策を検討して貰いました。
(不明な点や食べられない食材等の要望がある場合、気兼ねなく直接ホテルに問い合わせされるのをオススメします)
そこで出た結論は、日本料理ではなく「レークハウス(洋食レストラン)」でのディーナーへの振替。
ホテルからは屋根付きの通路で繋がっている、もうひとつのレストランです。

窓からは中禅寺湖が見下ろせ、天気が良ければ真っ赤に燃える夕焼けなども楽しめるかも知れません。
日本料理は朝食で利用しますので、両方楽しめ嬉しい結果になりました。

宿泊コースに入っていたのは1万円(税・サ別)のコース。
ウェルカムドリンクとしてワンドリンク付いています。
オヤジ四人でのディナー開始です。

焼きたての全粒粉とプレーンの自家製パン。
オリーブオイルを付けて頂きます。

「イタリア産ブラッティーナチーズ 苺とトマトのカプレーゼ」
紫蘇のオイルがかけられ、清々しい香りと共に頂きました。
トマトと苺を同時に食べてみると・・・、苺の方が勝っている。
夏に採れる品種、栃木の苺「ナツオトメ」が使われているとのこと。
「地産地消」、地元の食材を積極的に使われた料理はやっぱり美味しい~。

足利市にあるココファームワイナリーの白ワイン「風のエチュード」が置いてあるではないですか。
嬉しくなって、ボトルで頂きました。

「白身魚と帆立のソテー 海老原ファームの野菜 ブルーロブスターのビクスソース」
本日の白身魚は目鯛。
ソースの美味しさにビックリ。パンと共に頂いたら美味しそう~。
海老原ファームは下野市にある農家さん。
ホテルニューオータニをはじめとする都内の有名店で味わえる貴重な野菜です。

「足利マール牛のグリル グリンハーブソース」
ココファームワイナリーがワインを作るときに出るぶどうの果皮や種(マール)を発酵させ、餌用に改良。
足利産の二条大麦や大豆と共にと与え大切に育てられ牛が、「
足利マール牛」として出荷されています。
赤身に旨味がのった美味しいお肉に舌鼓。

あとはデザートが来て終了。
後もう少し何か食べたいと、アラカルトから一品チョイス。
「ピッツァ クワトロフォルマッジョ」2800円(税・サ別)
焼きたてピッツァで激ウマ!!
四人で夢中になって一枚のピッツァを平らげました。

コースに付いていたデザートは「レークハウス特製 苺のミルフィーユ」。
サクサクでうまうま。
単品(1600円)でも注文出来、その場合もオーダーが入ってから作るので、いつもサクサクを楽しんで貰えるようです。

食後のコーヒーを頂き、ご馳走様。
メニューをメモ書きしてくれたまだ年若いサービスマンさん、ありがとうございました。
外に出るとすっかり夜の帳が下りていました。
晴れていたら満天の星空を見ることが出来たんでしょうね。
今回の旅での唯一の心残り・・・。

ホテル内の施設は昼間とは違う、大人の顔を見せてくれました。
ロビーラウンジは静まりかえり・・・。

ライブラリーの暖炉は赤々と燃えています。

「ザ・バー」で軽くウィスキーを頂き、休むことにしましょう~。

部屋に戻りベランダの椅子に深々と腰かける。
夜風が、お酒で火照った体を優しく鎮めてくれました。

(
ザ・リッツ・カールトン日光・2020-3へ続く)
○「ザ・リッツ・カールトン日光」住所:日光市中宮祠2482
電話番号:0288-25-6666
公式HP、
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