嘉永2年(1849年)創業の島崎酒造。
二代目が無類の相撲好きであったことから、酒名を「東力士」と命名。
今なお続く人気ブランドになっています。
太平洋戦争末期に建造された戦車製造の地下軍事工場を「どうくつ酒蔵」として活用。
それを無料で一般公開しているんです。

通常、土日のみの開放日ですが、お盆中は一週間通しで開放と知り初めて伺ってみました。
開放日は予約不要。
但し公式HPにはGoogleマップが貼られているだけで、詳細な住所が書いていない・・・。
「那須烏山市神長」近辺をナビに登録し、車を走らせました。
宇都宮那須烏山線沿いにも案内看板がいくつも立っており、難なく目的地に到着。

すでに多くの車が停まっており、まさに観光地。
家族連れなどで賑わっていました。

受付用紙に氏名など記名。
スタッフさんに呼ばれるまで、受付周辺で待つことに。

酒樽で冷やされたサイダーで喉を潤す人。
ソフトクリームで涼をとる人など、過ごし方は様々。

入口かと思っていた場所は出口。
洞窟内から漏れてくる冷気が心地いいのなんの。

2012年に土木学会選奨土木遺産として登録。

街の遺産でもあります。

スタッフさんの先導で「どうくつ酒蔵」の入口に。
いざ潜入開始です。

この日外気温は35度。
洞窟内も今が一番高いとのことですが、どうくつ内温度は15度。
まさに極楽気分~。

年間平均温度は10度。
太陽光が差し込まないどうくつ内で、静かに熟成をを進めているお酒達。

映画のロケ地として、そしてコンサート会場として、様々なシーンで活用されていました。
それをスタッフさんが、ボードを使って丁寧に説明してくれました。

古酒がブームになる以前から、大吟醸酒の熟成酒づくりに取り込んでいる島崎酒造。
昭和45年(1970年)から、1年もかけること無く貯蔵しているのだそうです。
年数を重ねるごとに喜ばれるワインやウィスキー。
日本酒もしっかりした管理の下での古酒の美味しさが、話題になっています。

出口にはお酒の即売所が。

そこで「熟露枯 大吟醸 10年以上熟成 300ml」3190円(税込)を購入。
角が取れ、まろやかになった極上酒。
琥珀色した美熟女的な日本酒を堪能させて貰いました。
○「島崎酒造 どうくつ酒蔵」住所:那須烏山市神長
開放日;3月中旬~12月中旬の土日祝・ゴールデンウィーク・お盆
※詳細は、公式ホームページにてご確認ください。
※開放日以外は、前日までの予約にてご見学可能です。
営業時間:10時~16時
公式HP
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