古くて新しい街「日光」。
またひとつ、素敵なお店が誕生しました。
日光宇都宮道路、今市インターを降りてすぐ。
日光街道と交差する「春日町交差点」付近に、白く美しい塀に囲まれたお屋敷が。
お屋敷の内部はどんな世界が広がっているのか・・・、ズッと気になっていました。
会津西街道と日光街道が交差する日光市今市。
江戸時代に宿場町として栄えた歴史ある街の一端を今回、垣間見させて頂きました。

このお屋敷の所有者は、お隣にある創業400年の「日光みそのたまり漬け 上澤梅太郎商店」。
日光味噌と、味噌の「たまり」で漬けた「たまり漬け」で有名なお店です。

2020年3月、敷地内の江戸時代に建てられた建物を活用し、「汁飯香の店 隠居うわさわ」がオープン。
汁・飯・香(味噌汁、ご飯、漬物)のある日本の豊かな朝ごはんが頂けると、話題になっているお店です。

門を潜ると、広々としたお庭が目に飛び込んできました。
ヤマザクラ、シダレザクラ、ソメイヨシノが植えられており、桜が花咲く季節はさぞ素晴らしい光景が広がっていることでしょう。
趣ある平屋の建物。
古き良き日本の情緒を感じます。

縁側に二間続きの和室。
奥に個室も用意されているとのこと。

今回ご一緒したのは、いつもお世話になっているTさん。
庭から舞い込む風が心地いい。

頂いたのは、要予約の「一汁五菜膳」3500円(税別)。
予約無しでも頂ける「汁飯香(ご飯・味噌汁・漬物)」や「茶菓(うす茶・菓子・漬物)も用意されています。

まずは予約されて来られた方へのお店からの感謝の気持ちとして・・・。
「トマトのすり流し」。爽やかに、喉の渇きを癒してくれました。

「一汁五菜膳」。
「おさしみゆばと日光の生わさび」は、「朝露メザメノイッテキ」・秘伝のたまりを付けて。
「夏野菜の揚げびたし」、「なめこのたまり炊き玉子とじ」、「日光みそのたまり漬け 盛り合わせ」。

「ほうれんそうの胡麻和え」「長いもの梅酢和え」「牛肉のたまり漬焼き」
「鮭の日光味噌と地酒粕床漬け焼き・さつまいものレモン煮・みょうがの甘酢漬・ししとうの天ぷら」
地元の生産者が精魂込めて栽培した食材を使い、丁寧な仕事を重ね作り上げたお料理の数々。
たまりの旨味がさらなる美味しさが生み出しています。

こちらのお膳と同時に運ばれて来たのは土鍋。
今まさに炊きあげたばかりのご飯です。
「日光市高百地区の棚田米」
お米の品種は宇都宮大学で育成された「ゆうだい21」。国立大学初の水稲新品種。
うわ~お米が立っている!!

「日光味噌と日光ゆばのお味噌汁」
ほのかに甘さ感じるお味噌汁。
優雅な時間を過ごさせて貰いました。

ご飯をお代わり!!
「なめこのたまり炊の玉子とじ」を・・・

「土鍋ご飯」にかけて一気にかき込む!!
うわ~、うめ~!!!

お茶を頂きながら、「日光みそのたまり漬け 盛り合わせ」を頂く。
ゆっくりと食事の余韻を楽しんでいると・・・。

デザートも付いていました。
「青梅の甘露煮 ゼリー寄せ」
至れり尽くせり。
温かなおもてなしも心地良く、いい一日が過ごせそう~。

我が家でもこんな素敵な朝食が楽しめたら・・・と思い、「日光みそのたまり漬け 上澤梅太郎商店」でお買い物。
らっきょうなどの「日光みそのたまり漬け」を買わせて貰いました。

漬物は、どこか遠くの工場で生産していると思っていましたが・・・。
お店のお隣、「隠居うわさわ」敷地内に建つ蔵の中で、徹底的な温度管理の下生産していると初めて知りました。

味噌造りから始まり、たまり漬けまで一貫して自家製を貫いているとのこと。
毎朝蔵出しの漬物は非加熱。シャキシャキとした野菜の食感も楽しめます。
早速帰宅して、ビールの肴に「らっきょう」を取り出したら・・・。
あっという間に一袋食べきってました。朝食用にと、買ってきたのに。(苦笑
○「汁飯香の店 隠居うわさわ」住所:日光市今市487
電話番号:0288-25-5844(営業時間以外のお問い合わせ:0288-21-0002上澤梅太郎商店)
営業日:土曜日、日曜日、月曜日
営業時間:8時30分~14時(最終入店12時30分)
上澤梅太郎商店HP、
公式HP、
ぐるなびHP
- 関連記事
-