栃木県は国産かんぴょうの約98%を生産する日本一の産地。
まさに今、「夕顔」の収穫期(7月~8月)を迎え、実を細長くむき干し上げる作業が行われています。
9月で七周年を迎える「Chef's Table ODAKA」。
東武宇都宮線、国谷駅前にあるフレンチのお店です。

実に三年ぶり。
ずいぶんご無沙汰してしまいました。
現在駐車場は、お店の周りに4~5台分確保されています。

ダメ元で当日予約の電話を入れさせて頂いたところ、OKという返事。
喜び勇んでお邪魔させて頂きました。
急遽だったのにテーブルの上には花が飾られ、綺麗にセッティング。

選べるのは「ランチハーフコース」と「ランチフルコース」の二種類。
久しぶりでしたので、「ランチフルコース」3500円(税込)をお願いしました。

まずは「地元野菜のサラダ」
しんなりと柔らかく、初夏の太陽を浴びた野菜はほんのり苦みも味わえました。
自家製の人参ドレッシングの優しい酸味が、食欲を誘ってくれました。

「オードブルの盛り合わせ」
涼しげな大皿に乗っての登場です。
こちらにも地元野菜がたっぷり、ピクルスも添えられています。

「豚肉と夕顔のゼリー寄せ ゆで卵のソース」
壬生町の特産品「夕顔」。
7月~8月の収穫期のこの時期、「夕顔」を使った料理が、「Chef's Table ODAKA」の名物料理のひとつになっています。
表情を変え、様々な料理に使われていました。
しつこくなりがちな豚肉の旨味をスッキリとまとめてくれています。

「スズキのカルパッチョ、夕顔の甘酢漬け」
くせがなく、素直に染まる夕顔。
こちらではスズキの甘みを引き出す役目を。

「スモークサーモンのムース」
パンに付けても美味しく頂けます。

自家製パンは四種類。
「新玉葱」「黒ゴマ」「バケット」「胡桃」

さらにパンに付けるディップが用意され、「ニラとマヨネーズ」「ブラックオリーブ」「パルミジャーノとオリーブオイル」の三種類。これが美味しいのなんの!!魚料理や肉料理が運ばれて来るズッと前に食べきってしまいました。
「おかわりいかがですか?」と声をかけて頂きましたが、食べ出したら止まりそうもない・・・。
丁重にお断りし、パンだけでお腹一杯になる事態を回避することが出来ました。

「メロンとジャガイモの冷製スープ」。
想像以上にメロン風味。
じゃがいもで舌触りにとろみを加え、後味に苦みを残すことで、しっかりスープになっています。
周囲のお客さんも驚きと同時に、「美味しい~」という声が漏れ聞こえてきました。

魚料理「鮎と鮎の肝のムース パートフィロー包み焼き 鮎ダシのリゾット添え」
鮎の香りとともにお皿が運ばれて来ました。
パリッと香ばしいパートフィローの中には、ふわり夏を思わせる鮎が。
肝の苦みも鮎の炭火焼きを思わせる味わいです。
鮎の骨から作った鮎ダシのリゾット。
川魚のくさみを飛ばし、香りと旨さが詰まっていました。

肉料理「牛肉のステーキ 壬生町温野菜添え オイスターソース」
まさに王道の肉料理。火の入れ具合もバッチリ。
もっちりとした弾力のステーキを美味しく頂きました。

デザートは「壬生町小梅のスフレグラッセ、赤紫蘇のジュレ、夕顔の白ワイン煮とスイカ」
三種類の食感に、小梅の酸っぱさ、赤紫蘇の風味がマッチング。
爽やかな一品に仕上がっていました。

最後はコーヒーを頂き、ご馳走様。

自家製パンは店頭でも売っていますよ。
○「Chef's Table ODAKA」住所:壬生町至宝1-1-15
電話番号:0282-28-6776
定休日:月曜定休(但し祝日の場合は営業・翌日休み)
営業時間:12時~16時(L.O13時30分)、18時~23時(L.O21時)
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