JR宇都宮西口そば。田川沿い、東橋と幸橋の中間付近。
2020年3月31日にオープンした「料理屋 喜饗」。
数々の名店で修業してきた若き料理人がお店を開いたと聞き、早速伺おうと思っていた矢先・・・。
新型コロナによる自粛要請で、外食もままならなくなってしまいました。

昼、夜ともコース料理の提供を謳っていましたが、事情を鑑み「お弁当」や「惣菜」のテイクアウトにシフトチェンジ。
お弁当は550円~と評判になり、ご近所さん達の胃袋を魅了した様子。

最近はテイクアウト以外に、昼、夜とも店内飲食が再開。
蕎麦を中心とした単品料理が楽しめると情報を聞き、伺ってきました。
(コース料理は要予約で受付中)
玄関先に「石臼手挽 十割蕎麦」の貼り紙が。
コースだと構えてしまいますが、蕎麦一杯からOKとなり、グッと敷居が低くなりました。

以前のお店とは違い、靴を脱がずそのまま入ることが出来ました。
カウンター席とテーブル席。
ご主人と女将さんとの二人三脚での営業です。
お二人とも話し易い方々で、お弁当を買いに来た方はすっかり常連さんになられた様子。
卓上にある手書きのメニューには、お蕎麦を中心にズラリ。

テイクアウト用のメニューも、室内で食べることが出来ます。

「ランチセット」3000円(税別)に目が留まり、お願いすることに。
(こちらは予約しなくても、注文することが出来ました)

仕事が早くて、待たされ気分は皆無。
まずは蕎麦前に、「出汁巻玉子」。
焼きたてを目の前で切り分け提供。
ふわふわの口当たり。口に含むと上品な出汁がジュワーと溢れ出てきます。
驚くことに、出てくる出汁は心地良い温かさ。熱々じゃないので、パクパク頂ける

続いて「和牛ヒレ 天麩羅 120g」
薄く衣をまとい、旨味をギュッと封じ込めた和牛の天麩羅。
モッチリ・・・。赤ちゃんお肌にようなきめが細かく、柔らかさは極上。
塩を付けて頂くと、肉の甘みが口一杯に広がっていく。
「ズッと口の中にいて!!」と願うものの、淡く消えていってしまう。
メニューにあれば単品でも頼めますので、是非一度ご賞味あれ。

ついに蕎麦が登場です。
この日は北海道産キタワセの蕎麦を石臼で手挽きしたそば粉を使って。
ほんのり緑色した太めの平打ちの十割蕎麦です。
柔らかくのど越しで頂くお蕎麦とは一風違う。
汁を付けずそのまま噛むと、蕎麦の香りがふわりと舞う。
昔と違い蕎麦の保存環境が圧倒的に改善され、この季節でも香りも十二分楽しめます。
少し短めの蕎麦は程よいかたさ。コシも強い。
料理長を10年間務めた、東京都あきる野市にある「寿庵忠左衛門」のお蕎麦を継承しているのかも。
小気味よく頂きました。

甘味は「マンゴースープとバニラアイス」
オレンジの酸味も加えたマンゴースープは、さっぱり爽やか。
梅雨のうっとうしさを吹き飛ばしてくれました。

今度は予約して、夜のコース料理を頂きにお邪魔しよう~。
日本酒と共に、ゆっくり楽しみたいお店です。
○「料理屋 喜饗」住所:宇都宮市今泉2-1-10
電話番号:028-650-3371
定休日:月曜日
営業時間:11時30分~14時(L.O)、17時~20時30分(L.O)
公式HP、
公式Twitter
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