先週やっと「都道府県をまたぐ移動自粛」が全国的に緩和されました。
それを受け、ビジネスのための出張も再開。
電話やWEBだけでは伝わらない、人と人との交流が始まりました。
この日、「自粛要請後、初出張」とおっしゃる方と懇親の席を設けさせて頂きました。
もみじ通りにある「日本料理 みつわ」。
早めに予約できたので、個室が利用できました。
この日は満席、大盛況。
美味しいところに人は集まってくるものですね。

頂いた料理は、「おまかせコース」2万円。
お値段以上の内容。東京で食べたら如何ほどになるか、想像も付きません。
豊洲から直送された、極上品に舌鼓を打たせて貰いました。
先附
「毛ガニ(北海道噴火湾)」
ちょうど旬を迎えた噴火湾の毛ガニ。
クセが無い瑞々しい旨味を堪能させて貰いました。

造り
「本まぐろ(島根)、本アラ(秋田)、白皮(八幡浜)、伊先(淡路)、ホシガレイ(大分)、生雲丹(北海道)、ミンク尾肉」
どれもこれも唸ってしまう美味しさ。

特に貴重な「ミンク鯨」の「尾の肉」は口の中でとろけて行きます。

島根の本まぐろも、ふだんなかなかくちい出来ない極上部位。
移動自粛がない魚介類。海がない栃木県に全国からの海の幸が大集合です。

今回のゲストは、ワイン通の方。
ワインリストに「
ケンゾーエステート」のワインがズラリと並んでいるのに驚かれた様子。
「東京でもここまでの品揃えしているところは稀。」と。
そんな貴重なワインが置いてあったとは、知りませんでした。
灯台もと暗し。東京からお越しの方に、「みつわ」の素晴らしさを逆に教えて頂きました。
ゲストの方がお好きな、「ケンゾーエステートの紫鈴(rindo)」。
ご一緒に楽しませて貰いました。

焼物
「紅瞳、太刀魚(竹岡)、とちぎ和牛匠 熟成」

「紅瞳(べにひとみ)」って何だろうと尋ねてみると、対馬産のどぐろだけに与えられたブランド名。
まだまだ知らない美味しいものが、私との出逢いを待っていると確信させて貰いました。

とろける「紅瞳」、極上の旨味の「太刀魚」、そして迎え撃つ栃木県代表の「とちぎ和牛匠」。
普通でも驚くほど美味しい「匠」が熟成により、さらに旨さが増し互角の勝負。凄い試合でした。

煮物
「とちぎ和牛 花山椒、かもなす、すき焼き」
口に入れると儚く消えていくとちぎ和牛。
そう、もっと味わっていたいのに、とろけていってしまう。
花山椒が肉の旨味を引き出し、至高の味わいを与えてくれました。
でも、でも、あまりにも一瞬。もっと食べたい!!と思わせる憎い一品です。

ゲストの方は、ゆっくりワインが開いていく様を楽しんでいる様子。
その間に「麦焼酎」を頂こう。
みつわの店主が粋な出し方をしてくれました。
麦焼酎のロックに、スダチが浮かんでいる。
このままロックとして頂くも良し、水で割っても良し。

口直し
「水なす(大阪府、泉州地域)、自家製味噌」
ゲストの方は関西出身。大阪の「水なす」を現在、自宅で漬けていると言う話をされていたら・・・。
なんて良いタイミング。それにしても宇都宮で水なすが頂け幸せです。

本日のメイン食材の登場です。
でかい!でかすぎる!!
幻とも言われるアワビの中の最大種「マダカアワビ」。
そしてこちらも巨大な「丹後とり貝」。

先ほどまで生きていた貝達。
調理され料理として運ばれて来ました。
しゃぶしゃぶして頂こうという寸法。
「肝ダレ」と「自家製のポン酢」、二種類のタレに付けて。

「マダカアワビ」は、固さもちょうど良く、見た目と違い繊細な旨味。
肉厚で歯ごたえイイ「丹後とり貝」。独特の甘みが表情を緩ませます。

サッと熱を通すことにより旨味を増す貝達。
お肉とは違い、脂が少なく箸が進みました。

飯物
「ノドグロのお茶漬け」
〆はこちら。最後まで素晴らしい料理が並びます。

サラサラと入っていき米粒一つ残さず綺麗に。
ノドグロの旨さが、かき込むスピードを加速させました。

最後に甘味を頂きご馳走様。
勉強になる貴重なお話しを数多く聞かせて頂きました。
「過去の歴史を振り返ると、パンデミックが社会の変化を加速させた」と語り、「新型コロナは真の働き方改革をもたらした」という言葉が印象的でいた。デジタル化、テレワークの浸透により、働き方および生き方が変わり新しい価値観が生まれるとも。
本当の新世紀が始まろうとしています。
○「日本料理 みつわ」住所:宇都宮市西2-6-13
電話番号:028-632-0707
定休日:日曜日
営業時間:11時30分~14時30分(最終入店13時30分)、17時30分~23時(最終入店20時30分)
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