私は彼の「常に模索続ける」真摯な姿勢が大好きです。
久しぶりに訪れた「サカヤカフェマルヨシ」は、新鮮な驚きが詰まっていました。
光ヶ丘団地という古い住宅地の一角に、隠れるように佇んでいたお店。
それが今では、「サカヤカフェマルヨシ」が中心となって街が活き活きと息を吹き返したかのよう。
お店自体も「
カフェ カナリア」の誕生で、三店体制に。
若いスタッフが動き回る様子は、まるで工房のようで活気に満ちていました。

一階の
「リスブル」は、天然酵母のパンやお菓子の販売。
お隣の「
カフェ カナリア」は、リスブルで焼き上げたパンなど頂けるお洒落なカフェ。
そして二階は「Maruyoshi(マルヨシ)」として新生。
コース料理が頂けるレストランになったようです。

夜は「完全予約制」と書かれていますが、ランチは「予約をお勧め」とありますが「完全」にNOと書かれていない。
もしかしたら・・・と希望を胸に階段を上がり、「予約なしで一名、今から入れるか」尋ねてみました。
この日は予約が1組だけだったお陰で、入店OK。
私のあとにも飛び込みで1組入店出来ました。
(捕捉、1日3組限定とありますが、昼・夜それぞれ3組ずつ最大12名。以前は予約できるのは12時入店出来る方のみでしたが、現在は時間の指定が出来ます。また夜は5000円~になっています。)

ランチは2500円(すべて税別)。
そこに無農薬小麦の手打ちパスタが付いたコースが3300円。(詳しくは、公式HPでご確認を)
メインは炭焼きの「鳥」、「豚」、「牛」、「鴨」、「川魚」から選べます。(「牛」「鴨」は+1000円)。
パスタは付けずに2500円の基本コース、メインは「豚」をチョイス。
4人掛けのテーブルが3組。
以前と違い、森にいるかのような落ちついた空間で食事が楽しめました。

まずは「採れたて野菜 前菜の盛り合わせ」
大皿にギッチリ料理をのせての登場です。

「ブロッコリーと竹の子の塩麹バーニャカウダ」
暑くなり塩気を体が欲していたのだろうか・・・。
あまりの美味しさに驚いてしまい、邪推をする始末。(笑

「新玉葱の冷製ポタージュ」
新玉葱の甘さに焦点を当てたポタージュが多い中、全く違うアプローチを試みていて、ここでもビックリ。
尋ねてみると、低温でじっくりソテーした新玉葱に、鳥と香味野菜からじっくりとった鳥のスープをあわせてあると。
手間をかけた分だけ、味わいに驚きと深みが増したのでしょう。

「エノキダケのフリットをのせたサラダと、野菜たっぷりドレッシング」
ドレッシング自体が、細かく刻んだ野菜がギッチリ詰まっている。食べていて元気になるサラダです。

「温野菜」
揚げる、焼く、蒸す等々、様々な技法で作った温野菜。
長茄子、ラディッシュ、ズッキーニ、山芋、サツマイモ、アスパラガス、カリフラワー・・・。
赤ワインビネガーのドレッシングで。

リスブルで焼き上げた天然酵母パン「レーズン入り山食」
表面はカリッと、中はもっちりふっくら。
レーズンがキラリと光り、存在をアッピール。

メイン料理「やしお豚、肩ロースの炭火焼き 竹の子、ブロッコリー、マスタードのソース。新じゃがのペーストを添えて」
堂々たる大きさで、見ているだけでヨダレが出てきてしまう。

じっくり炭火と桜島直送の溶岩プレートで焼き上げた豚肉。
ストレス無く焼かれていたのでしょう・・・。優しい表情に焼き上がっています。
柔らかくきめ細かな肉質、ほんのりピンク色した素敵な一品。

ドリンクはコーヒーをチョイス。
たっぷり淹れられた、光ヶ丘ブレンド。苦みと酸味のバランスが絶妙。
飲んでいると心休まります。

デザートは「バニラとイチゴのグランママンジェ、国産レモンのジェラートとメレンゲ」
最後まで美味しく頂きました。

会計しながら、シェフと少し立ち話。
試行錯誤を繰り返しながら、前進し続ける姿に毎回感心させられます。
私自身、大いに刺激になりました。ありがとうございました。
○「Maruyoshi(マルヨシ)」住所:宇都宮市氷室町1041-150
電話番号:028-667-4338
定休日:月曜日、火曜日(祝日の場合は営業、水曜日休み)
営業時間:12時~15時、18時~22時(L.O20時30分)
公式HP、
公式フェイスブック、
栃ナビHP
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