台湾を旅する日本人の多くが立ち寄る「
鼎泰豐(ディンタイフォン)」。
ニューヨーク・タイムズ紙で「世界の10大レストラン」に選ばれた台湾に本店がある上海料理のお店。
小籠包が看板メニューで、日本国内にもお店を出しており、その数二十店。
と言っても栃木県内にはお店はなく、近くは東京・千葉・神奈川まで足をはばなくてはならないのが悲しいところ。
「鼎泰豐(ディンタイフォン)」で長年修行し、日本の総料理長まで務めた方が宇都宮市で独立開業。
あっという間に評判になり大人気店になっています。
お店の名前は「小籠包・中国料理 芙龍(フーロン)」。
栃木県庁近く、県庁前通り沿いにお店を構えています。

オープンしてすぐランチでお邪魔し、小籠包の美味しさに魅了された私はどうしても5月までに再訪したいと思っていました。それは・・・、食べてみたいと思った「イチゴ入りショウロンポウ」が季節限定で、五月で終売予定だったのです。
忙しいランチにグランドメニューからの注文は難しいでしょうから、夜訪れる必要がある・・・。
ということで休日ひとりバスに乗り込み、お店に向かいました。

店内を見渡すと、「予約」と書かれたプレートがいくつもテーブルに置かれている。
予約が確実ですね。今回は運良く席に着くことが出来ました。
やってみたかった「ビール」に「小籠包」。
早速、生ビール(スーパードライ)中ジョッキ480円(すべて税別)をグイッと。
ビールが美味しい季節になりました。

小籠包を頼むと、前回も参考になった「食べ方紹介」と刻み生姜が入った小皿が。

夜は注文が入ってから小籠包を作り始める様子。
酢醤油を入れて食べる準備は完了。あとは待つのみ。

前菜から「フーロン特製 よだれ鶏」700円。
小籠包より早く到着。
ひとりで食べるには量が多すぎる!!と思いながら、食べ始めたら・・・。
ピリ辛の特製タレがビールにピッタリ。
カシューナッツの香ばしさと、鶏肉の綺麗な旨さにタレが絡み、最高の一品。
一瞬、小籠包の存在を忘れてしまいました。

絶妙なタイミングで、蒸籠が運ばれて来ました。
目の前でオープン。
フワッと湯気が舞い上がり、玉手箱が開いた瞬間を想像させてくれました。

「三種ショウロンポウ盛り合わせ」700円。
豚肉、ホタテ、ズワイガニ入りが各2個ずつ。

薄~い皮にも関わらず、箸で皮の部分のみ持ち上げても破れない。
レンゲにのせ箸で皮を破ると、中から綺麗な肉汁がジュワーとあふれ出て来た。
そう、通常の小籠包はスープが熱くそのまま口に入れるとやけどしそうでレンゲの上で冷ます必要があるのですが・・・。
鼎泰豐(ディンタイフォン)の小籠包は、しっかり時間管理され熱すぎず、冷たすぎずの絶妙な温度で運ばれて来るのを忘れていました。
二個目からはレンゲの上で皮を破らず、そのままそっと口の中に。
皮がふわっととろけ、肉汁がジュワーと広がっていく。
噛むとモチッと気持ちいい。小籠包の中には、幸せが詰まっているんだと実感しました。

この辺でデザートを頂き、締めくくろう。
もちろん、「イチゴ入りショウロンポウ」!!
厨房の一角がガラス張りになっており、小籠包を作る過程を見ることが出来るんです。
先ほど注文した「イチゴ入りショウロンポウ」の過程を覗かせて貰いました。
薄く皮をのばし・・・

餡を詰め

包みこむ。ひだの数は18。
動作に無駄が無く、実に美しい~。

「イチゴ入りショウロンポウ」400円

パッと広がるイチゴの酸味、こしあんとの相性バツグン。
食べたかった一品が食べられ、大満足でした。

サービスのジャスミンティーはポットで。
美味しく頂きました、ご馳走様でした。

次回は複数人で伺い、色んな料理を楽しんでみたい。
また次なる課題が・・・(笑
○「小籠包・中国料理 芙龍(フーロン)」住所:宇都宮市本町9-4 石ビル1F
電話番号:028-678-6431
定休日:日曜日(2019年6月~、第二・四月曜日も休みになります)
営業時間:11時~15時(L.O14時30分)、17時~22時(L.O21時30分)
公式HP、
ぐるなびHP、
栃ナビHP
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