今にも雨が降り出しそう。
暖かくなったといっても、「春雨じゃ濡れていこう」じゃ風邪を引いてしまう。
足早に百目鬼通りに。
県庁前通りと二荒山神社に挟まれた、狭い路地。
宇都宮に百匹の鬼の頭領「百目鬼」がいたとか、いないとか。
伝説に思いをはせながら通りを歩く。

向かったお店は「拠り処 寄り所 たけひろ」。
戦後に建てられた旅館を改装して作ったお店。
栃木県庁に出張で来られた方々などが泊まっていたのでしょうか・・。想像が膨らみます。

引き戸を開けると、全国の銘酒がお出迎え。
普段飲めない貴重なお酒も多く並びます。

ひとりでもふらりと立ち寄れるよう、カウンター席も完備。

単品料理も充実しています。

今回は玄関入ってすぐの個室を利用させて貰いました。
掘りごたつ。元は旅館の主人が待機していた部屋。
不自然な位置に扉があり、そこに金庫がしまわれていたのだそうです。

今回はひとり五千円のコース料理をお願いしました。
早速ビールで乾杯。薄張りのグラスが泡をさらに美味しくさせる。

先出し「生ハムマリネ」「たけひろ玉子焼き」「ウドのきんぴら」
ほっこり寛げる家庭料理が頂けるのが嬉しいお店です。

熱々枝豆も入った「薩摩焼」

お造り「本鮪、黒鯛」

「新玉葱と桜海老のかき揚げ、カボチャと蓮根の天ぷら」

給仕をしてくれるのは、和服姿の美しい女性達。
場の雰囲気を一気に和やかにしてくれます。
三種類のお酒の飲み比べ。
個性豊かな美味しさを楽しませて貰いました。

「和牛のたたき」

「銀鱈の西京焼き」

栃木県が開発した酒造好適米「夢ささら」。
吟醸タイプの酒造りに向く品種として開発されたとのこと。
夢ささらで造った純米吟醸を頂こう。
さくら市「仙禽 夢ささら」

小山市小林酒造の「美田鶴 夢ささら 生もと造り 純米吟醸」

「お茶漬け」

「安納芋の羊羹」でご馳走様でした。
外に出ると、本降りの雨。
今日はどこも寄らず、このまままっすぐ家に帰るのが良さそう。
○「拠り処 寄り所 たけひろ」住所:宇都宮市塙田2-2-8
電話番号:028-688-7212
定休日:土曜日、日曜日、祝日(但し、毎月最終土曜日は営業)
営業時間:17時30分~23時(L.O22時30分)
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