あれから一年。
今も「うな亭」のうなぎが食べられる。
ありがたいことです。
宇都宮市役所近く、いちょう通り沿いにあった老舗店「うな亭」。
2018年3月末で、お店を閉めることに。
別れを惜しむ常連さんで、連日店前には長い行列が出来ていたのを鮮明に覚えています。
当時のスタッフの方々が、2018年夏「うな亭」の暖簾を引き継いでくださいました。
場所を少し街なかに移し、宇都宮中央郵便局北側、みはし通り沿いにある「三共ビル」の二階にお店を構えています。

二階に上がると・・・。

多くの人がくぐってきた、年季が入った暖簾がかかています。

この日急にうなぎが食べたくなったのは、朝立ち寄ったセブンイレブンで一枚のチラシを見かけたから。
「
春の土用の丑の日」とあり、うな重などを予約注文しているというものでした。
一の丑は平成31年4月22日(月)、二の丑は令和元年5月4日(土)なんだそうですよ。
急に暖かくなり、ボーとしがちなあなた。
うなぎを食べてやる気スイッチ「オン」してくださいね。

温かいお茶でおもてなし。
テーブル席と小上がりの席、テレビの奥にも座敷間があるようです。

メニューはシンプル。
「うな重」は一匹(2枚)、「上うな重」は一・五匹(3枚)、「特上うな重」は、二匹(4枚)。

この日はがっつり食べたくて、「上うな重」3600円(税込)をお願いしました。
お昼時間が限られている役所近くにお店があっただけあって、料理が届くまでスピーディー。
さほど待つこと無く、「上うな重」の到着です。

玉手箱を開けるように、ワクワクしながら蓋を開ける・・・。
ギッチリとうなぎが詰められ、ご飯が見えない!!

一旦目でうなぎを愛でる。
ここで深呼吸。
急いては事をし損じる。サッパリと塩気を抑えた香の物を一口。

上質な美味しさ、「肝吸い」を一すすり。
興奮が収まり、冷静にうな重と向き合えそう。

口に入れた瞬間、とろりととろける。
柔らかい甘み感じるタレが、うなぎに、ご飯に、絶妙にかけられている。
まさに職人芸。

幸せ気分を味わっている間に、綺麗に食べきっていました。
米粒一つも残せない。
これからも長く営業を続けて行って欲しい、老舗のうなぎ屋さんです。
○「うな亭」住所:宇都宮市中央本町3-8 三共ビル2F
電話番号:028-635-5802
定休日:火曜日、日曜の夜の部
営業時間:11時~14時、17時~20時(L.O19時30分)
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