静岡県のうなぎといえば「浜松」が浮かびますが、「三島」のうなぎも絶品だとか。
川奈ホテルの帰りに、三島市に立ち寄り早めの夕食を。
三島市は古くから水の都と呼ばれ、富士山の雪解け水が湧き出ているのだそうです。
その湧き水で生きたうなぎを数日泳がせ、くさみや余分な脂を落とした美味しいうなぎが頂けるのだそうです。
安政3年(1853年)創業の名店「うなぎ桜家」にお邪魔しました。
入口には黒服の「案内人」が立っている。
高級なホテルや都内のレストランでしかみかけない風景に、驚かされました。

週末となると、お店の外で入店を待つ人で行列が出来るのだそうです。
ストレスなく待てるようにと、店の横にはベンチや暖房設備も設置されています。

さらにジュースやお茶のサービスも。
お客様へのこころくばりは、さすがです。


時間はすでに15時を回っている。
こんな遅い時間帯でしたが、広々とした一階席の半分以上がお客さんで埋まっていました。

私達は二階の大広間に。
靴を脱いであがるのですが、店員さんの手早く的確な靴の出し入れに感心させられました。
平成30年(2018年)3月に価格改定があり、新価格のメニュー表。

一品料理も充実しています。
長居して、ダラダラとお酒を飲みながら過ごすのも楽しそう。

今回は「うなぎ重箱」(一匹半)5800円をお願いしました。
お重が運ばれていました。

いざ!オープン!!
うなぎが三枚乗っていて、ご飯がまったく見えません。

せっつく心を静めるために、まずは「肝吸い」を。
柔らかい旨味が口を潤してくれます。

香の物を少しかじって、うなぎを迎える準備は完了!!
いざ、頂きます!!

香ばしく焼き上げられ、中はふんわり。
タレがくどくなく、サラリ軽やかに頂けます。
うなぎ自体も実に穏やか。
富士の清水のごとく、気持ちよく食が進みます。

一心不乱に食べるメンバー達。
無駄口を叩く人は誰もいず、会場は箸を運ぶかすかな音しか聞こえません。
「夢中」という言葉は、この状態を現しているのかも。
食事の所要時間は15分足らず。
みな幸せな表情で満ちていたのが、印象的でした。

暖かな外の空気を味わいながら、バスが来るのを待ちましょう。
お店の隣には「源兵衛川」が流れています。
現在は市民による定期的な河川掃除や、ホタルの幼虫放流などの活動が行われているとのこと。

水の都「三島」。
この富士山の恵みが三島のうなぎを支えているんですね。
○「うなぎ桜家」住所:静岡県三島市広小路町13-2
電話番号:055-975-4520
定休日:水曜日(2019/3/25~3/27三連休)
営業時間:11時~20時(売り切れじまい)、15時30分~17時準備中の場合あり
公式HP、
ホットペッパーHP
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