「おせちもいいけどカレーもね」
1976年(昭和51年)移行、年末年始に流されたククレカレーのCM。
キャンディーズの爽やかな笑顔とともに、いまだに忘れられない名フレーズです。
宇都宮市役所正門そばにある「らあめん厨房 どる屋」。
通りから一本入った場所。掲げられているのぼりが目印です。

年末年始休暇は1月1日のみ、今日1月2日から営業がスタートします。
1月2日から4日までは、お昼のみ(11時30分~13時50分L.O)の営業。
1月5日からは通常営業となります。

一夜干しの鯛を使用をした「鯛だしらーめん」が基本。
スッキリ清涼感あるスープが、優しく体に染みていきます。
年末年始、暴飲暴食した方には、「救いになる」ラーメンになることでしょう。

お邪魔した日は鯛だしの他に限定ラーメンを提供いていました。
「黄金の藻屑蟹(もくずがに)らーめん」!!

有名な「上海蟹」の同属異種の「藻屑蟹(「もくずがに)」。
淡水で育ち青森県・小川原湖で捕れた蟹を使用しているのだそうです。
「黄金の藻屑蟹らーめん」1000円+「エシレバター入」100円(すべて税込)をお願いしました。

ご主人が手際よく、渾身の一杯を提供してくれました。
まさにスープが、黄金色に輝いてる!!
早速スープを一口。
鼻からスッと抜ける蟹の風味。
そして上品な旨味が優しく語りかけてくる。
此れ見よがしの蟹の凶暴さはない。
そう、捕獲された湖の湖面のような穏やかな味わい。遠くからカッコーの鳴き声も聞こえてきそう。

別添えの「エシレバター」を加えてみよう。

あっ!ジグゾーパズルの欠けていたピースが綺麗に揃った。
上品さにコクが加わることで、深みが現れた。2次元が3次元になったみたい。
硬めの麺、シャキッと白髪ねぎ、深い旨みのチャーシューが箸休めの役割を担ってくれました。
一気に食べ急いでしまう私を、チャーシューがゆっくり噛んで味わえよと諭してくれました。

想定通り、スープまで綺麗に飲み干しご馳走さま。
気持ちよく体に染み渡っていきました。

2019年は、さらに新たなチャレンジをされるとのこと。
大谷石のプレートに乗せた木製の丼で、週末限定メニューを提供しようという試み。
ヒノキのコップで栃木の名水を味わい、木のぬくもりある杉の丼でラーメンをすする。
スープの香りを邪魔しないよう、丼は無臭。
チャーシューは経木に包んで提供するという。
器によって味わいは変わるもの。
店主の話を聞いていて、ワクワクさせて貰いました。
○「らあめん厨房 どる屋」住所:宇都宮市中央2-8-6
電話番号:028-649-5917
定休日:木曜日の夜と金曜日の夜の部はお休み
営業時間:11時30分~13時50分(L.O)(土日祝は14時20分まで)、17時30分~19時50分(L.O)
公式HP、
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