鹿沼市にお住まいの方から、ミステリーツアーのご招待を受けました。
待ち合わせ場所はJR鹿沼駅。
店名や業態は行ってからのお楽しみ、車に乗り込み出発進行!!
鹿沼警察署を通り越し、降り立ったのは鹿沼署西の交差点。
向かいには巨大な居酒屋「海山亭いっちょう鹿沼店」がある。
交差点の角にあるお店が、ミステリーツアーのゴールの様子。
壁には「Bistro」と書かれた看板が掲げてある。

するとご紹介者のKさんが笑いながら、「B」じゃなく居酒屋の「居」だと教えてくれました。
えっ!?店名は「居istro」。

2018年3月にオープンしたばかりのお店。
薪ストーブが置かれ、暖かな光で店内を満たしています。

壁に鹿の剥製が飾られている。
ご主人は狩りを生業にされている方で、自ら獲った鳥獣を調理し提供するお店をオープンさせたとのこと。
この鹿も自ら獲られたもの。
魚だと養殖より天然物がありがたがれ流通していますが、野生の鳥獣を私達が口にできるのは稀。
家畜として育てられた鳥獣ではなく、大自然の中で生き抜いた鳥獣達。
弾力ある歯ごたえ、多彩で個性的な味わい。
昨今の飲食店では、「ジビエ」として取り扱うお店が徐々に増えています。

黒板にメニューがズラリ。
どこれこれも美味しそうなものばかり。

まずはお通し。
「つぶ貝のドライトマト煮」
意外な組み合わせですが、トマトの酸味がつぶ貝の美味しさを引き立ててる。

カウンターの上には、美味しそうな太もも部分。
これは二十日ほど前に捕れたイノシシ。
捕獲した鳥獣を自ら熟成させベストのタイミングで提供してくれる。
山奥にある「マタギの店」などでこのスタイルのお店で出会ったことはありますが・・・。
街なかの便がいい場所で開業しているのは、驚きです。

まずはその「イノシシの生ハム」を肴にビールをいただこう。
力強い噛みごたえ。味わいも濃い。でも獣臭さは感じない。
この時点ですでに、テンションが上っている自分がいました。

「グリーンサラダ」
三人でシェア。
たっぷり野菜を補給してから、本格的な食事タイムのスタート。

厨房では、まるまる一羽の山鳥がオーブンに入れられようとしている所。
鳥獣を切り身でしか見ていない私には、このような当たり前の光景も新鮮に写りました。
命をいただく・・・。食育の場です。

野生の鳥獣以外にもメニューは豊富。
「石巻ブランド”クリーミーパール”生牡蠣」550円

「シメサバ燻製」700円
白ワインとともに。海鮮モノも美味しい。

ついに野生の鳥獣を頂くことに。
「鹿の背ロース」
サクサクと歯切れがいい。噛んでいると、優しい甘みが湧いてくる。
幾層にも旨味が凝縮している。

「イノシシのスペアリブ」
手に持って、むしゃぶりつく。
食べ進めていくと、「元気そのもの」が体内にチャージされていく!!
不思議に力が湧いてくるような感覚に襲われました。

最後は「鹿肉のボロネーゼ」

ワインから日本酒まで大いに堪能させて貰いました。
Kさん、ご馳走さまでした。
素敵な一夜をありがとうございました、感謝申し上げます。
○「居istro」住所:鹿沼市上殿町806-1
電話番号:(未設置)
定休日:月曜、火曜、水曜日
営業時間:18時~
- 関連記事
-