猫空から台北市内に帰る途中、「深坑老街」という街に立ち寄りました。
ここは「臭豆腐の街」とも言われており、様々な豆腐料理店が軒を並べているとか。
どんな街なのか、ワクワクしながら車を降りました。

日本統治時代の名残、赤レンガの建物がズラリ。
なんて素敵な街なんだろう。
まるで映画の一場面に紛れ込んだような錯覚を覚えました。

ガイドさんに尋ねると、日本人はほとんど観光で来られないとか。
勿体無い!!
街を歩くだけでも、テンションが上ります。

看板などが整備され、街の歴史を紹介するものも。
日本語で書いてないので、読めず終いでしたが・・・。
「豆腐」の文字がたくさん並んだ看板を発見。
最初の目的、「臭豆腐」を頂きに来たことを思い出させてくれました。

もちろん臭豆腐以外のお店も。
懐かしい「駄菓子屋」さんがいくつもありました。
台湾の人にとっても、昔を思い出させてくれる街並みなのかも。
鶏の丸焼き、そして生の臭豆腐が店先で売られている。
一番強烈な匂いを発するのは、「生」の臭豆腐とのこと。
買って帰りたかったのですが・・・。
「タクシーが拒絶するかも」とのガイドさんの言葉で、諦めることにしました。

そのかわり食べて帰ろう。
様々な種類の料理を写真付きで紹介している、こちらのお店へ。

店先には、大きな鍋で臭豆腐を煮込んでいる。
奥に長い作りになっており、席数もたっぷり。

あれ?Tさんが入店してこない。
臭豆腐の臭いでノックアウト!!
店内に入ることさえ出来ない、と。相当重症の様子。
外で休憩しながら待っているとのこと。
確かに店内の空気は、臭豆腐の臭いで覆われている。
私もクラリと来たほど。まずい・・・。
周囲の人達は平然と、美味しそうに料理を食べている。
負けられない!!臭いに心が侵食されていく・・・。
平然とした顔で座っていましたが・・・。
お店から逃げ出したいという衝動に、必死に堪えていました。
やっと臭豆腐が到着。
不思議に食べていると、周囲の臭いが気にならなくなってきた。
というか・・・、目の前に臭いの根源、乗り越えるべき壁が現れたからか!?
「清蒸臭豆腐」NT$70(266円)
蒸しの臭豆腐。
グッと胸に迫る香り、口に入れちゃうと美味しいのですが、口元で躊躇すると「蒸し」だけに「むせ」ます。

「腸旺臭豆腐」NT$120(456円)
カモの血、カモの内臓が入った臭豆腐。
旅してきたんだな~と、実感させてくれる鍋。
未知の世界に飛び込む・・・「あっ!かいかん」。否、「おっ!いかん」。

「酥炸臭豆腐」NT$60(228円)
揚げ臭豆腐。
厚揚げを食べているようで、一番美味しく頂きました。(描写が明るい!!)
特製醤油ダレ、台湾風キムチと一緒に頂きます。癖になる美味しさ。
キムチの香りが香水のように芳しく思える。

昨日のコスモスホテルでの臭豆腐とは、格段に臭いがキツイ。
食べ勧めていくうちに、ハマっていく自分に気が付きました。
様々な臭豆腐が食べられ幸せ!!
さて、明日も違うお店で臭豆腐をいただこう!!
(Tさんにとっては、強烈な思い出になったようです。涙)
○「深坑老街」紹介HP
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