市街地からは少し離れますが、定期的にお邪魔したい「自然和食 はな笑み」。
今回二回目ですが、その想いがさらに強まりました。
2007年に宇都宮市に合併されるまで上河内町だった「お羽黒山」。
信仰の地だった羽黒山は、「お」という丁寧語が今でも冠する山です。

その麓にある「
Natural works village」内に出来た和食屋さん。
若き女性料理人が作る料理の数々に、
魅了されて三ヶ月。
再びお店にお邪魔しました。

月ごとに献立が変わっており、今回は六月の献立。
6月30日ごろ日本各地の神社で行なわれている伝統行事「夏越の祓(はらえ)」に因んだ料理なんだそうです。
半年分のケガレを落とし、この後の半年の健康と厄除けを祈願する神事です。
お料理は1500円(すべて税込)。
今回は+200円で〆の「枇杷茶」を「Miqky Coffee」に変更してもらいました。

そばに川が流れており、吹き込む風が心地良い。
しばらくして、前菜が運ばれてきました。

わっ!!なんて素敵な前菜なんだろう。
「夏越の祓(はらえ)」で厄落としとして、「茅の輪くぐり」が行われます。
それに因んで「茅の輪飾り」が。食べることによって、病気や災いを免れそう~。

「じゃがいも(早生白)の素麺」
竹の中を覗いてみると、フキの煮物がたっぷり。

その下にじゃがいもで作った素麺。
シャキシャキとした歯ごたえ、涼しげです。

「水無月豆腐」
お店のフェイスブックの解説から引用。
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京都では6月30日の夏越の祓で、ういろうの上に甘く煮た小豆をのせた「水無月」という和菓子を食べる習わしがあります。これを料理に転用したのが「水無月豆腐」です。当店では胡麻豆腐に小豆を練りこんでいます。三角形に切るのは暑気を払うため氷のかけらを表現していて、小豆は魔除けの意味があります。
平安時代、旧暦6月1日「氷の節句」に氷室から氷を切り出して食し暑気払いをする宮中の風習がありました。
ただ、一般の民には氷を夏に手に入れるなんて夢のまた夢。そこでかわりに「氷餅」を食べてお祝いしたそうです。水無月豆腐はこうした故事にちなんだお料理です。日本料理って奥深いですね😊
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「二十日大根とらっきょうのおから寿司」「ズッキーニ、真竹の筍のおひたし」
涼しげで見た目も美しい。食してみると、さらに美しい。
心も綺麗になっていきます。

お椀「新玉葱のすり流し」
心に染み込む旨さ。
じわーと幸福感に満たされていきます。

主菜
「お野菜のすき焼き」
山盛りの野菜が今まさに煮込まれていきます。

蒸気が立ってきた。
もう少しで頂ける!!

蓋を開ける。
「お野菜のすき焼き」の完成です。
じゃがいも、トマト、玉葱、キャベツなどお野菜たっぷり。焼き豆腐も。
平飼いの卵を付けていただきます。

玄米ご飯、お味噌汁、そして香の物。

デザートは「小梅のゼリー」。
小梅の横にある黒い玉は何かな?と食してみると、あんこ玉。
さっぱりしたゼリーに優しい甘さを添えてくれました。

枇杷茶の代わりに+200円でオーダーした「Miqky Coffee」。
併設されているコーヒースタンドのコーヒーに変えられるんです。

角がなくまろやかな飲み心地。
苦味や酸味も綺麗にまとめられ、穏やかな印象を持ちました。
飲む人を幸せにするコーヒーです。
7月になると新しい献立がスタートします。
どんな料理が登場するのか楽しみですね。七夕関連かな~??
〇「自然和食 はな笑み」住所:宇都宮市上小倉町2571-1 Natural works village内
電話番号:028-666-0072
定休日:月曜日、第二・四火曜日(イベント出店の為、臨時休業あり)
営業時間:11時~17時(ランチLO14時)
公式フェイスブック、
栃ナビHP、
「Natural works village」公式HP
(追伸)
気持ちよく車を走らせることが出来る地域なので、気がついたら通り越している・・・ということも考えられます。
宇都宮市街地から車を走らせた場合、この看板が目印。
写真の白い車のように、看板先にある道路に入って下さい。

道路より一段下がった場所に「Natural works village」があります。
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