街なかから車で約ニ十分。
豊郷エリアには、古墳時代の遺跡が数多く残る自然豊な場所。
環状線が開通。
大型住宅団地、大学、美術館が出来たりとここ二十年で大きく変わりましたが、ウグイス鳴く里山の光景が残っています。
まもなく農作物が植えられ、濃い緑に包まれていくことでしょう。

そんな自然に囲まれた地に建つ一軒の家。
ここが「環坂」。
窓から漏れる明かりも温かい。

完全予約制のお店。
宴のスタート時間が決まっており、昼は12時と13時30分(土日祝は12時と13時40分)
夜は18時45分のスタートのみ。
開宴時間まで、隣の部屋で寛ぐことに。

開宴です。
通された部屋にはカウンター席。
最大で八名しか座れない。
そう、たった八名のゲストの為に用意された特別な空間。
私達の為だけに準備された料理を頂くことにしましょう。

刻一刻と窓から差し込む光が変化していく。
まさにマジックアワー。大人の時間が始まる・・・。

「ひとくちのシューサレ」
鯛のカマ肉を詰め込んだシューサレ。手づかみでどうぞ。
濃厚な旨味、サクッと軽快に口の中で弾ける。一気に緊張が解れる。

「焼き椎茸と赤じゃがのポタージュ」
薄化粧された椎茸がベッピン過ぎて、ドキドキ。
椎茸に恋しました。

「ヤリ烏賊のマリーネ&真フグのチーズ焼き ベジファーム(壬生町)の野菜達と共に」
大きな器に盛り付けられたお料理。「えっ!?一人前ですか!?」と驚きの声が。
味が濃いサラダ、プリッと歯ごたえのヤリ烏賊、チーズとの相性抜群のフグ。
白ワインが進みます。

「甘海老と生蓬麩入り温製フラン」
生麩とフランの競演が絶妙。
表情が崩れる一品です。

「福井・越前港から”天然真鯛”のグリエ ハニーキャベツ(愛知産)とその餡を添えて」
春を感じるバジルのソース。
その中で泳ぐ真鯛は、プリッと元気。

北海道産小麦粉「春よ恋とライ麦」で作った自家製パンに、ソースを付けて頂く。
幸せです。

「林檎の木で燻焼きにした特撰黒毛和牛ランプ(宮崎・黒樺牛・醤油麹漬け)、塩蒸し人参や筍、ポテトなどと」
モチっとした食感、噛むととろけていくようなお肉。
普段味わえない特別な時間を満喫させて貰いました。

「筍(ご近所の石川さん)入り炊き込みご飯」
ご飯が立っている!!
筍とお米がともに主役で、食べていて楽しい~。

半分食べたところで、サッパリとお茶漬けにするか、スパイシーなカレーにするかを選択。
今回はカレーを頂きました。
甘み、酸味、辛味のトリプルアタックを味わえました。

「自然農法とちおとめ苺(真岡・服部さん)氷菓と津の香オレンジ(伊豆ドングリ農園)のサバラン」
小さなパフェのよう。オヤジ達が目を輝かせていただく姿は美しい・・・・

料理に合わせて坂寄シェフにチョイスして頂いたお酒達。
カヴァで始まり、ブルゴーニュのスッキリとした白ワイン、ボルドーのバランスがイイ赤ワイン、そして小布施ワインアリーが作ったサケ「エロティック」

カウンター席の宴は終了。
再度お隣の部屋に移動して、食後の寛ぎタイム。

焼き菓子とコーヒーやジャスミン茶を頂き、ご馳走様でした。
この日はこの宴の為に茨城、群馬から有志が駆けつけてくれました。
ありがとうございました。
○「環坂」住所:宇都宮市長岡町160-4
電話番号:028-600-1819
定休日:月曜日、火曜日(祝日の場合は営業し、翌日振休)
☆開宴時間☆
12:00・13:30スタート(水~金)、12:00・13:40スタート(土、日祝日)、18:45スタート(水~日)、完全予約制
公式HP、
栃ナビHP
- 関連記事
-
コメント
-
2019/06/22 編集