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(追伸)
残念ながら2019年12月16日、廃業されました。
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先週、
那須温泉「鹿の湯」の記事をUPさせて頂いたところ、「近すぎて未だ訪れたことがない名所、鹿の湯の南隣にある老松温泉は最高のアトラクション。楽しめますよ。」と、知人Yさんからコメントを頂きました。
「那須の珍湯 老松温泉 喜楽旅館」。
秘湯という言葉は知っていますが、自ら「珍湯」と名乗っている・・・。
一部の人に熱狂的な支持を受けている温泉。
知人Yさんは訪れるたびにSNSにUPされており、その光景が強烈に焼き付いています。

その光景とは・・・。
崩れ果てた建物。
ここが「老松温泉 喜楽旅館」。
廃屋マニアが見たら、絶叫して喜びそう~。

2018年3月末現在、日帰り温泉として営業していました。
冒険者になった気分で、胸が踊る!!
いざ、建物の中に入って行きましょう~。

後半は入る前に、ちょっと時間を戻します。
好奇心旺盛の私ですので、以前から機会があったら行ってみたいと思ってました。
但し「老松温泉」は山里離れた秘境の地にあると勝手に思っていたんです。
細い山道を心細くなりながら、奥へ奥へ進むというイメージがあり、躊躇していました。
実際行ってみると、那須街道からちょっと入った場所にありました。
那須街道からの入口には(大きくUの字にカーブする橋手前)看板が設置されています。

街道を逸れ、小さな集落を抜けると専用駐車場(5~6台分?)がありました。
車で一分もかからない距離。
途中車がすれ違えない車幅になりますが、待機スペースもありますのでゆっくり車を進めてください。

車を停め、砂利道を少し進むと湯川沿いに旅館らしい建物が見えました。
ここが「老松温泉 喜楽旅館」。
奥の北側から建物が崩落しているので、歩いて行くと歴史感じる山間の建物に見えます。

受付は玄関反対、山側の建物。
おじさんに500円を支払い「ゆっくり、どうぞ~」と声をかけられ館内に。

案内表示などなし。
川沿いの傾斜地に建てられているようで、玄関口が二階。
周り階段を降りてみます。一階にお風呂があるみたい。

薄暗い中、洗面所の電球ががやけに明るく光っている。
天井はもうすぐ、次の限界を超えてしまいそう~。
通路が奥に伸びている。
ここまで来たら、後戻りできない・・・。

通路に入ってすぐ、「男湯」の暖簾。
やっと現役施設に出会え、ホッと胸をなでおろす。

お風呂に入る前にひとつ確認しておきたいことが。
通路の奥が明るい・・・。何があるのか歩を進め確認しておこう。
右手の扉から日が差し込んでる。
と、思った瞬間。ワッ!!足もとが沈みこんだ!

抜け落ちたかと本気で驚かされました。
これが知人Yさんがいうアトラクションの意味らしい。
でも遊園地のアトラクションは保証がありますが、こちらは保証なし。落ちても不思議なし。
注意の貼り紙などありません。
むやみに館内をうろつくのはお辞めになることをお勧めします。

男湯を開けると、脱衣室。
壊れたロッカーと籠がいくつか。
脱いだ服が無いので、男湯に居るのは私一人だけらしい。

服を脱ぎ、浴室に続く引き戸をあける。
どんな世界が広がっているのか、ワクワク。
ついにダンジョン奥の楽園への扉が開かれるとき!!
と思ったら、引き戸の取っ手が壊れてた。

奥の窓から差し込む明かり。
キラキラと湯舟が光ってる。
山深き秘境の温泉に来た気分。
テンションが上がります。
湯舟は二つ。
しかし手前の湯舟しかお湯がはられていませんでした。

鹿の湯と違い、ぬるめのお湯。
独自の源泉から引き、加熱しているとのこと。
なめらかなお湯で、ゆっくり長湯をさせて貰いました。

再び入ってみたいと思わせるお湯でした。
が・・・、誘っても同伴者がいず、次回もひとり風呂になりそう。
脱衣所に長椅子が置かれていましたが「明るいうちに・・・」と思い、休憩せずに家路につきました。
〇「老松温泉 喜楽旅館(おいまつおんせん きらくりょかん)」住所:那須町湯本181
電話番号:0287-76-2235
定休日:年中無休とのことですが、詳細は不明
営業時間:8時~20時
神秘の湯HP
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コメント
匿名希望
2021/09/10 URL 編集