江戸時代、日光を目指す修行僧が必ず立ち寄ったと言う「羽黒山」。
多くの信仰を集めていた霊山で、11月に開かれる梵天祭は約330年の歴史を持ち今でも盛大に行われています。
そんな羽黒山のふもと、県道沿いに2014年1月に「Natural works village」がオープンしました。
手作りの服やアクセサリー、地元の農産物など多彩なお店が集まった「村」。
作り手と消費者をつなぐ出逢いの場になっています。

2018年1月28日、新たなお店も加わりリニューアルオープン。
玄関口には、様々なショップの名前がズラリと書かれています。

最初に目に飛び込んできたのが「新鮮野菜直売所」。
野菜やきのこ、平飼いたまご、などなど。お米も売られている。

火曜日と金曜日は地元の「
萬堂本舗の石窯焼きパン」も入荷。
見ているだけでも楽しくなってしまう。

この日こちらにお邪魔したのは、リニューアルと同時に初出店した「自然和食 はな笑み」のランチを頂くため。
村の公式HPには、「銀座を始め、都内の割烹料理店にて18年程修行を積み、栃木県塩谷町に移住してこられた女性料理人が宇都宮にて初めてお店を構える事になりました」との紹介されているお店。お出汁を堪能していただくお野菜割烹が頂けるとのこと。どんな料理と出会えるか、ワクワクさせられます。

足を運んで満席で食べられなかったら残念なので、当日ですが事前予約をしてお邪魔しました。
ランチは「本日のはな笑みコース」1500円(税込)のみ。
ほっこり心和む、美しい料理が並びます。
前菜

「ほうれん草のからし浸し」
辛さより旨味感じる福井の地がらしを使用。
シャキシャキと気持ちいい歯ごたえ、ほうれん草から元気が伝わります。

「手毬寿司2種」「人参カステラ」
この日は「紅芯大根と卯の花の手毬寿司」「ジャガイモと大根の手毬寿司」。
食感が良くて、食べていて楽しくなってくる。
「人参のカステラ」はしっとり。食材のほのかな甘みが伝わってきます。

「いろいろ野菜の卵とじ」
前菜で確信しました。
食材自体もイイのでしょうが、野菜が実にイキイキしてる。
昔食べた野菜の食感を思い出しました。

お椀「胡麻豆腐 ごぼう」
ちょっと前までの栃木県民だと、「味が薄い!!」と文句垂れただろうな~と思い、ニヤリ。
栃木県では、二~三十年前までは脳卒中が死亡No1でした。
多く人が塩分過多に気が付き、薄味を好む人が増えつつあります。
もっちりとした胡麻豆腐、ザクっと柔らかいごぼう。
綺麗な旨味が気持ちいい汁を飲み干した。

主菜「お野菜の豆乳鍋」
まろやかな豆乳汁。美味しさがスーッと伸びていく。
たっぷり根野菜が中心。熱々を頂く。

玄米御飯

香の物も実に美味しい~

心も体も満たされ、ぼんやり外を眺める。
しばらくすると緑あふれる光景が広がるんでしょうね。
料理からサービスまでひとりでこなす女性店主。
「栃木県が大好き」と語る笑顔が印象的でした。

これで最後じゃないんです。
デザート付き。
一見「イモ羊羹」かと思いきや・・・「チョコレート」!!
「安納芋入りのチョコレート」と「ドライブルーベリー」

食後に「ビワ茶」を頂きご馳走様でした。

村の中に「Miqkey coffee stand」というコーヒースタンドも入っており、+200円で「ビワ茶」をコーヒーに変更しることが出来るのだそうです。またランチはラストオーダー14時で終わってしまいますが、営業は17時まで。
「自然和食 はな笑み」のデザートと、「
Miqkey coffee stand」のコーヒーという組み合わせでカフェタイムを楽しむ人も多いのだそうですよ。また一軒、定期的に通いたいお店が出来ました。

ドックランも併設。
我が家の愛犬、連れて来たら喜ぶだろうな~。
〇「自然和食 はな笑み」住所:宇都宮市上小倉町2571-1 Natural works village内
電話番号:028-666-0072
定休日:月曜日、第二・四火曜日(イベント出店の為、臨時休業あり)
営業時間:11時~17時(ランチLO14時)
公式フェイスブック、
栃ナビHP、
「Natural works village」公式HP
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